葉加瀬太郎、12年ぶりのドラマ劇伴音楽 長女・向日葵は父のバイオリンを借りて出演

世界的バイオリニスト・葉加瀬太郎が、テレビ朝日系ドラマ「津田梅子~お札になった留学生~」(3月5日午後9時)の音楽を担当することが決まった。葉加瀬がドラマの劇伴音楽を手がけるのは、2010年放送のNHK連続テレビ小説「てっぱん」以来、約12年ぶり。さらに、娘・高田向日葵(ひまり)が本編にエキストラ出演することも分かった。

葉加瀬太郎の長女・高田向日葵が「津田梅子~お札になった留学生~」に出演だ【写真:(C)テレビ朝日】
葉加瀬太郎の長女・高田向日葵が「津田梅子~お札になった留学生~」に出演だ【写真:(C)テレビ朝日】

葉加瀬がドラマの劇伴音楽を手がけるのは2010年NHK「てっぱん」以来

 世界的バイオリニスト・葉加瀬太郎が、テレビ朝日系ドラマ「津田梅子~お札になった留学生~」(3月5日午後9時)の音楽を担当することが決まった。葉加瀬がドラマの劇伴音楽を手がけるのは、2010年放送のNHK連続テレビ小説「てっぱん」以来、約12年ぶり。さらに、娘・高田向日葵(ひまり)が本編にエキストラ出演することも分かった。

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 広瀬すずが、「新5000円札の顔」津田梅子を演じるスペシャルドラマ。音楽×出演という形で、葉加瀬と向日葵が父娘で彩りを添える。

 今回、制作陣が葉加瀬に音楽を依頼したのは、「鹿鳴館をはじめとした文明開化の時代を大スケールで表現し、かつ当時の女性たちが抱える葛藤を繊細に描く本作には、葉加瀬の楽曲とバイオリンが必要不可欠ではないか」という考えがきっかけという。

 多忙を極める葉加瀬だが、演出担当の藤田明二監督との約18年ぶりのタッグというオファーを快諾。「梅たちにとって、留学は“大冒険”。女子留学生たちが勇気をふりしぼって海を渡るというイメージがあったので、だからこそ柔らかくもあり、力強くもあり、という音楽にしようと考えました」と、日本初の女子留学生たちに思いをはせながら、メインテーマをはじめとする劇伴音楽を書き下ろし。ヒロインたちの心情に寄り添い、物語を盛り上げる美しくも壮大な楽曲の数々を完成させた。

 そして、長女・向日葵は、葉加瀬から鹿鳴館シーンでの演奏者のエキストラを募集していると聞き、「ぜひ参加してみたい!」と立候補。撮影当日は束髪に黒のバッスルドレスという当時の流行スタイルに身を包み、現場に。実は、このとき手にしていたバイオリンは、なんと葉加瀬から借り受けたもの。向日葵は父の貴重なバイオリンを手に、ほかのメンバーと息を合わせながら演奏者役を堂々と演じた。

 鹿鳴館の場面は時代のエネルギーを表す上でも重要なシーンであり、本作の中で最も大がかりな撮影だったが、向日葵は気後れすることなく、藤田監督からのオーダーにもすぐに反応し表現に反映する勘のよさを発揮。長時間の収録だったにもかかわらず、疲れた様子は一切見せず、最後は「とても楽しかったです。ありがとうございました!」と笑顔で収録現場を後にした。この作品への思い入れも深まったようで、後日行われた、葉加瀬によるメインテーマのレコーディング現場も訪問、演奏に聞き入っていた。

 葉加瀬は長女・向日葵の出演について、「僕が直接、勧めたわけではないのですが、鹿鳴館の舞踏会シーンでバイオリンを弾くエキストラを探していると聞き、娘にそんな話をしたところ、参加させていただくことになりました」といきさつを明かした。「娘は、現在はほとんど弾いていませんが、小さい頃しっかりバイオリンのレッスンをしていたので楽器は弾けるんです。僕が思うに、彼女が手を挙げたのはおそらく素敵なドレスが着たかったからではないかな(笑)」という。

 撮影に使ったバイオリンについても言及。「当日は、僕が大切にしているバイオリンを持っていきました。何本か候補を出して、『この中のバイオリンだったらいいよ』と言ったらそのうちの1本を選んで、『じゃあこれ借りる!』って言ってサッと持っていかれちゃいました(笑)。一応『大事にしてね』とは言いましたけど…(笑)」と、親子ならではのエピソードも。「その日は現場から『今、着替えが終わったよ』などと何枚も何枚も写真が送られてきたぐらいなので撮影はとても楽しんでいたようです。本当に貴重な経験をさせていただきました」と、喜びのコメントをした。

※高田向日葵の「高」の正式表記ははしごだか

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