女優の上野樹里が、4月スタートのTBS火曜ドラマ「持続可能な恋ですか？～父と娘の結婚行進曲～」（午後10時）で主演を務めることが分かった。

　本作は、上野演じるヨガインストラクターの主人公が、松重豊演じる妻に先立たれた父と共に、父娘2人で婚活にチャレンジする物語。突如始まった“ダブル婚活”をきっかけに、「誰かと共に生きること」を一生懸命に考える娘と、「第二の人生」へと向かう父の奮闘を描く、オリジナルラブストーリーだ。

　主人公のヨガインストラクター・沢田杏花（さわだ・きょうか）を演じるのは、火曜ドラマ初主演となる上野。TBSドラマへの出演は「テセウスの船」で主人公の妻役を演じて以来、約2年ぶりとなる。今作では、父親に巻き込まれ、婚活を始めることになってしまう娘役に挑む。杏花は、婚活を通して「誰かと共に生きること」を実感していく。ヨガインストラクターという役を通して届けられる、現代を生きる私たちの心を癒やしてくれる呼吸法やヨガ哲学の数々も見どころだ。

　杏花の父で、2年前に妻に先立たれてしまった辞書編纂（へんさん）者・沢田林太郎（さわだ・りんたろう）を松重が演じる。林太郎はフリーで辞書の編纂をしている日本語学者で、24時間365日「言葉」のことを考えている“日本語オタク”。家のことは完全に妻に任せきりだったため日常生活能力が低く、同居中の娘・杏花をいつもイライラさせてしまう。妻を亡くしてから人生の活力を失いかけていたが、遺品整理で見つけた“亡き妻からの離婚届”をきっかけに一念発起。第二の人生のパートナーを探すため、杏花を巻き込んだ“ダブル婚活”を思い立つ。

　杏花と出会うことになる東村晴太（ひがしむら・せいた）役には、田中圭が決定。晴太はバツイチのシングルファーザーで、7歳の息子と2人暮らし。息子第一の生活を送り、今のところ再婚は考えていない。そんな中、「自分と家族に優しい働き方」を見つけるために参加した起業セミナーで、杏花と出会う。共に“結婚願望が薄い”杏花と晴太だが、2人の関係は果たしてどのように進展していくのか注目となる。

　杏花と18年ぶりに再会する幼なじみの不破颯（ふわ・はやて）を演じるのは磯村勇斗。本作で演じる颯は、現在は晴太の息子が通う民間学童保育で指導員として働いている。ある日、18年ぶりに杏花と再会。颯にとって5歳年上の杏花は初恋の相手で、18年ぶりに再会した杏花に再び心ひかれ、気持ちをストレートに伝えていく。晴太も巻き込んだ三角関係の行方も気になるところだ。

　杏花の父・林太郎と婚活パーティーで運命的に出会う女性・日向明里（ひなた・あかり）役には、井川遥が決定。井川が本作で演じるのは、46歳・独身の整形外科医。開業したクリニックも軌道に乗り、時間・経済力共ともに余裕のある生活で満たされた今、共に歳月を重ねるパートナーが欲しいと婚活を始める。相手に対して求めるものも少なく、純粋に人を好きになることができる今こそが、“自分にとっての結婚適齢期”なのかもしれないと、パートナー探しの一歩を踏み出していくという役どころだ。