女優の大原優乃が25日に放送された「ザ！世界仰天ニュース」(日本テレビ)に出演し、自身が魚介アレルギーであることを公表した。

　大原は元Dream5のメンバーで、現在はグラビアで人気を誇りつつ、バラエティーやドラマ出演など女優としてもマルチに活躍の場を広げている。

　今回は「芸能人のアレルギー」がテーマということで、大原も自身のアレルギー体験について、自ら出演したVTRを織り交ぜて語った。

　それは大原が中学生の頃。イベント出演後、スタッフたちとおでん屋へ行き、そこでおでんを食べると数十分後からのどに痒みを感じ、続いて呼吸が苦しくなり全身に蕁麻疹が出るなど、明らかにアナフィラキシーの症状が出てしまった。原因はおでんに含まれる魚介系の食材であった。しかし、大原は幼少期の頃から自身が、魚を調理する蒸気や煙でも反応を起こしてしまうほの過敏な魚介アレルギーであることは知っており、普段から食べ物には気を付けていたとのこと。それでもアレルギー反応を起こしてしまったのは、大原の母の優しさと本人のうっかりにあった。

　大原の実家のおでんは魚介系の食材を一切使用せずに作り、大原はそれが一般的なおでんであると思い込んでいた。そのため、一般的なおでんが魚介系の食材を使用しているとは知らずに食べてしまったとのこと。大原はスタジオから「かわいそう……」などの声が上がると、

「一番は家族に申し訳ないなと思います。家族は私がいる食卓では魚を食べないようにしてくれていたので……」

　と、支えてくれた家族への思いを口にした。

　また、大原は番組終了後、自身のツイッターで、「魚の食物アレルギーを初公表しました。日々皆さんから勇気を頂いている中で、アレルギーの人にしか分からない気持ちもあると思うので支え合えたらいいな、と思い今回決断しました。ご覧頂いた皆様、ありがとうございました！」と投稿した。

　番組の視聴者や投稿を観たファンからは「アレルギーって、辛いよね。命に関わることだからとても大事…」「自分が大変やのに家族に気を使うところとか優乃ちゃん優しいな～って思った」「今回の放送で、優乃さんの境遇に共感し、元気付けられる人が、きっと出てくると思います」など多くの感想が寄せられた。