滝藤賢一、時代劇×家電の斬新ドラマで主演決定 過酷撮影に「1日目で心が折れました」

BS松竹東急(BS260ch・無料放送)は、俳優・滝藤賢一を主演に迎えた、土曜放送の連続ドラマ第1弾を発表した。4月2日午後11時から土曜ドラマ「家電侍」が放送となる。

滝藤賢一がドラマ「家電侍」で主演を務めることが決まった【写真:(C)BS松竹東急/PROTX】
滝藤賢一がドラマ「家電侍」で主演を務めることが決まった【写真:(C)BS松竹東急/PROTX】

BS松竹東急 奇才プロデューサー濱谷晃一が手がける斬新な設定

 BS松竹東急(BS260ch・無料放送)は、俳優・滝藤賢一を主演に迎えた、土曜放送の連続ドラマ第1弾を発表した。4月2日午後11時から土曜ドラマ「家電侍」が放送となる。

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 本作は、江戸時代の長屋に暮らす貧乏浪人(滝藤)の元に、ひょんなことから現代の最新家電が届くようになり、それが原因で、さまざまな事件が巻き起こる時代劇コメディー。

「時代劇×家電」という珍妙な組み合わせを生み出したのは、「バイプレイヤーズ」「アノニマス」など、数々の異色ドラマを作る奇才プロデューサー・濱谷晃一。濱谷と滝藤がコンビを組むのは、滝藤がドラマ初主演を果たした「俺のダンディズム」(2014年)、「コタキ兄弟と四苦八苦」(20年)に続いて、3度目となる。

 史上初の家電SF時代劇を見事に映像化したのは、バラエティー番組の演出家として名をはせながら「ワーキング・デッド~働くゾンビたち~」「LOVE理論」など斬新なドラマ作品も手掛ける西古屋竜太監督。最新家電を初めて見た江戸時代の人々が何を思うのか? そして、家電を通して気付かされる家族への思いやりの気持ちとは。コロナ禍の日々に、笑いとちょっぴりの涙を届ける。

 滝藤賢一のコメントは以下の通り。

――(主人公の)四十郎役を演じるにあたっての思いや意気込みは。

「8年前、私の初主演『俺のダンディズム』の撮影現場で、プロデューサーの濱谷さんから、次は、侍がタイムスリップして家電を持ち帰るという話をやりたいと誘っていただきました。まさかそんなぶっ飛んだ話が実現する日が来るとは…感無量です! しかし、いつまでたっても台本が届かない…おい! 8年もあったろ! どんだけ練りに練ってるんだ! ということで、8年間役作りしていたので準備万端で臨みました。BS松竹東急さんの開局ドラマに、主演として参加できること、とても光栄です!」

――撮影現場の雰囲気は?

「俳優人生26年、数々の修羅場をくぐってきたと自負する滝藤ですが、もっとも過酷な21日間でした。連日雪が降る寒さと凍ったオニギリ、膨大なせりふ、底なし沼のように終わらないシーン数の多さに撮影1日目で心が折れました。野生のイノシシが10頭くらい、撮影現場をものすごい勢いで駆け抜ける現場でした。キャストは皆、支度場から湯たんぽを抱えて最前線の現場に向かってました。しかし、誰1人体調を崩さない屈強なチーム。スタッフ、キャストの皆様の笑顔と頑張りのおかげで最後まで無事乗り切りました。感謝っす。

――本作の見どころを。

「家電がいかに多くの人々を幸せにしているか。そのありがたさを今回改めて感じました。今となっては当たり前のようにある家電。しかし、家電がなかったら…。家電によってより深まる家族愛。自分の考え方1つでささいなことも幸せに感じることができるかもしれない。小さな幸せを一つ一つ拾っていき、自分の人生を豊かにしていく。そんなドラマだと思っております」

次のページへ (2/2) 【写真】BS松竹東急ドラマ「家電侍」のメインビジュアル
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