大野いと、島根ロケを振り返り涙 エキストラや差し入れ…「思い出はいっぱい」
女優の大野いとが2日、都内で行われた映画「高津川」(2月11日公開)の公開記念舞台あいさつに出席。撮影を振り返り、涙する場面があった。
映画「高津川」公開記念舞台あいさつに出席
女優の大野いとが2日、都内で行われた映画「高津川」(2月11日公開)の公開記念舞台あいさつに出席。撮影を振り返り、涙する場面があった。
人口流出に歯止めがかからず、地元伝統の舞い「神楽」の継承も危機的な状況にある、高津川の流域に住む人々の生活を描く。主演は甲本雅裕が務めており、大野は甲本の娘・七海を演じた。
撮影はすべて島根で行われた。大野は「たくさんの島根県の人たちが支えてくれた。エキストラだったり、差し入れのおにぎりだったり。本当にたくさんの人の協力があって出来上がった映画。(完成した映画は)『みんなで作ったんだ』と噛み締めながら見られて、それが感慨深くて幸せなことだなぁって。涙があふれてきた」といい、「撮影の思い出はいっぱいあるけど、本当に思い出すと……うれしくなってきて……」と思わず感涙。「いろいろな思いが入っている映画なので、注目して」と目を真っ赤にして訴えた。
本作が映画初主演となった甲本は「台本を読み終わったあとに主役なんだと知った」と明かし、「マネージャーに本を渡されただけだったので。主役じゃねぇかと言ったら『そうですよ』って。人が初めて主役するのにそんなに簡単なのか」と裏話を披露して笑わせた。
戸田菜穂は老舗和菓子店を継いだ陽子を演じており、劇中には和菓子を作るシーンも。「不器用なものですから一生懸命教えていただいた」といい、地元住民との撮影については「みなさん演技がお上手で。私のお母さん役も島根の方かな。演技が自然で感謝しています」と話した。
本作は2020年4月に全国公開される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大のため延期に。2年たち、ようやく封切り目前までこぎつけた。この日の舞台あいさつにはそのほか、田口浩正、錦織良成監督も参加した。