おでんは「おかず」が約6割 「主食」は近畿・中国に多く、北海道では「おやつ」の声も
寒い季節に恋しくなるおでん。LINE株式会社が運営するスマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」が、日本全国の男女を対象におでんの具についての調査を実施。半数以上の人が、おでんをごはんのおかずとして食べていることが分かった。
日本全国の15歳~59歳の男女5000人以上を対象に調査
寒い季節に恋しくなるおでん。LINE株式会社が運営するスマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」が、日本全国の男女を対象におでんの具についての調査を実施。半数以上の人が、おでんをごはんのおかずとして食べていることが分かった。
調査は2021年12月7日~8日の期間、日本全国の15歳~59歳の男女を対象に行い、5252サンプルの有効回答を得た。まず、「おでんを食べない」という人は全体で1.6%と少数派で、ほとんどの人がおでんを食べていることが判明。一般的なおでんの具のなかで好きなものを5つまで選んでもらったところ、1位は「だいこん」で全体の6割超、2位の「たまご」は5割超が回答した。3位は「餅入りきんちゃく」、4位は「牛すじ」が続いた。
北海道/東北/関東/中部/近畿/中国/四国/九州・沖縄のエリア別にみると、どのエリアでも「だいこん」「たまご」がトップ2と圧倒的な人気を誇った。「しらたき、糸こんにゃく」は東北で36%と最も高く、「ちくわぶ」は関東で唯一5位以内にランクイン。関東以北では「はんぺん、黒はんぺん」の割合が高くなり、近畿以西では「牛すじ」が4~5割台と高い割合で人気、「こんにゃく」は四国で4割超と割合が高かった。5位以内には入らなかった具でも、「厚揚げ」は近畿以西で割合が高めで、「じゃがいも」は近畿、「がんもどき」「豆腐、焼き豆腐」「つぶ貝」は北海道で割合が高くなるなど、地域性も明らかとなった。
男女別の特徴では、女性は「餅入りきんちゃく」や「しらたき、糸こんにゃく」「こんにゃく」が人気で、「しらたき、糸こんにゃく」は特に10代女性で4割弱と高い割合を示した。一方で男性は「牛すじ」が3位に入るなど、女性と比べて割合が高かった。年代別では、10代では「しらたき、糸こんにゃく」「ちくわ」の割合が高く、10~30代では「ロールキャベツ」の割合が高かった。
おでんを「おかず」「主食」「おやつ」のどれとして食べることが多いかという質問では、全体では「おかず」として食べるという人の割合が57%で最も高く、10~20代では5割前後、50代では6割超と、年代が上がるにつれて割合が高くなる傾向が見られた。一方、10代では他の年代と比べて「主食」として食べる人の割合が高く、特に10代女性では約5割が「主食として食べる」と回答した。
また、おでんを食べるシーンにおいてもエリア別の特徴がみられ、「おかず」として食べる人の割合は、東北・四国で6割超と高い割合に。「おやつ」として食べる人の割合は、北海道が約1割で他のエリアに比べてやや高めの割合を示した。「主食」として食べる人の割合は、近畿・中国で4割超となった。