【新日】棚橋、4メートルはしごからハイフライフロー 反則負けした前哨戦のリベンジ成功

 新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 16 in TOKYO DOME」(2022年1月5日、東京ドーム)。

22分40秒で勝負を決めた棚橋弘至【写真:山口比佐夫】
22分40秒で勝負を決めた棚橋弘至【写真:山口比佐夫】

「WRESTLE KINGDOM 16 in TOKYO DOME」セミファイナル

 新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 16 in TOKYO DOME」(2022年1月5日、東京ドーム)。

 セミファイナルで行われたIWGP USヘビー級選手権ノーDQマッチは、チャレンジャーの棚橋弘至が11代王者で初防衛戦だったKENTAを破り、昨年11月に失ったベルトを取り戻した。

 棚橋は4日に行われた6人タッグ戦でKENTA率いるバレットクラブ相手に竹刀を振り回し、大暴走。8分40秒で反則負けを喫していた。

 前日から因縁たっぷりの両者。この日もマットの上にはパイプ椅子、はしご、長机が散乱している。異様な光景だった。

 まず優位に立ったのはKENTAだ。竹刀で棚橋をダウンさせるとリングの下からパイプ椅子、金属製のごみ箱など次々と凶器を引き出す。凶器での攻撃に棚橋は立ち上がれない。会場からは棚橋を応援しようと拍手が起きた。

 一瞬のすきをつき、棚橋が逆転。パイプ椅子でKENTAの頭を殴打し、ダウンを奪った、ダウンの間に棚橋は7脚以上のパイプ椅子を取り出し、次の一手を準備。立ち上がってきたKENTAに椅子の上でのフライングフォアアームを決めるも、ハイフライフローは避けられる。会場には鈍い音が響き渡った。

 一方、KENTAは2階ほどの高さがあるはしごを取り出す。いざ使おうとする際に棚橋が復活。今度はKENTAが机に寝かされ、約4メートルのはしごから棚橋がハイフライフロー、片エビ固め。22分40秒で勝負を決めた。

次のページへ (2/2) 【写真】4メートルはしごからハイフライフローを決めた棚橋弘至
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