子役出身の元AKB48第1期生の決断 人気恋愛リアリティーショーに応募した理由

子役出身でAKB48の第1期生の女優・中村加弥乃(27)が、ABEMAの人気恋愛リアリティーショー「恋愛ドラマな恋がしたい~Kissing the tears away~」シーズン8(毎週日曜、午後10時配信)の第8話で主役の座を初めて勝ち取った。同棲ハウスでの一夜、ドラマ撮影というフューチャー回(12月26日配信、第9話)を前に、舞台ウラを語った。

子役出身でAKB48の第1期生の女優・中村加弥乃が「ドラ恋」の舞台裏を語った【写真:舛元清香】
子役出身でAKB48の第1期生の女優・中村加弥乃が「ドラ恋」の舞台裏を語った【写真:舛元清香】

中村加弥乃インタビュー、ABEMAの人気恋愛リアリティーショーで主役

 子役出身でAKB48の第1期生の女優・中村加弥乃(27)が、ABEMAの人気恋愛リアリティーショー「恋愛ドラマな恋がしたい~Kissing the tears away~」シーズン8(毎週日曜、午後10時配信)の第8話で主役の座を初めて勝ち取った。同棲ハウスでの一夜、ドラマ撮影というフューチャー回(12月26日配信、第9話)を前に、舞台ウラを語った。(取材・文=平辻哲也)

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 シーズン8では最年長、27歳の加弥乃は子役としてスタートし、約25年のキャリアを持つ。子役時代はミュージカル「アニー」、キューピーのCMソング「たらこ・たらこ・たらこ」の歌やナレーションを担当、最近ではNHK朝の連続テレビ小説「エール」では、レコード会社の秘書役も務めている。

「『ドラ恋』はすべてをさらけ出すので覚悟がいりましたね。ただ、それ以上にもっと本物のお芝居がしたい、演技に見えない域にまでいきたいという思いの方が強かったんです。ミュージカルで地方を回ったり、みんなでホテル生活はあったんですけど、ここまでがっつり共同生活するのは初めて。グループでの活動もあったので、集団生活は慣れていると思っていましたが、正直しんどかったです」と話す。

「ドラ恋」は男女8人の若手俳優が毎話キスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながら、本当の恋をしていくさまを追いかけていくリアリティーショー。番組内の恋愛ドラマで主役を演じられるのは、選ばれた男女1組だけ。役を勝ち取るために、相手役と稽古を重ねながら、さまざまなキスシーンを演じていく。

 第5話は嫉妬に狂ったヒロインが思いを寄せる男性に「息ができないくらいのキスをして」と迫るという物語。三角関係の相手の名前は、現実でもライバルとなっている女性を口にする。今回は最もドラマ主役にふさわしいと思われる演技をした俳優が主役を射止め、相手役を指名できるのだ。「本当にうれしかったですね。ぜんぜん主役が取れなかったので、このままじゃマネジャーさんに報告できないと思っていましたから」。

 特に、さまざまな重圧がのしかかってきた前半は長く感じたという。「最年長ということで、責任感みたいなものもあったかも。考えてみれば、先輩方とのお仕事が多くて、最年長はほぼ初めて。これまで私が先輩たちから受けたものを形にしなきゃと、心がそう言っていました。でも、2日目にスタッフさんからは『もっと自分勝手になってください』って言われたんです。仲間が、俳優としてライバルになることには慣れているんですけど、恋愛のライバルになると考えると、どうしたらいいのか分からなくて。誰かが傷つくことも考えられないし、自分にも自信がなかった。お風呂に入っても、落ち込むし、寝るのも相部屋。1人になって考える時間はまったくなかった」。

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