有村架純のオーラを肌で感じた 石橋静河「現場に入ると、スタッフの温度も1度上がる」

女優の有村架純(28)と石橋静河(27)が、「WOWOWオリジナルドラマ 前科者-新米保護司・阿川佳代-」で初共演を果たした。同ドラマは前科者の更生、社会復帰を目指す新米保護司(有村)の活躍を描く。撮影を通じて意気投合した2人は個人的にご飯を食べに行ったとか。同世代の売れっ子女優は互いをどう見ているのか。

初共演を果たした有村架純(右)と石橋静河【写真:荒川祐史】
初共演を果たした有村架純(右)と石橋静河【写真:荒川祐史】

「WOWOWオリジナルドラマ 前科者-新米保護司・阿川佳代-」で初共演

 女優の有村架純(28)と石橋静河(27)が、「WOWOWオリジナルドラマ 前科者-新米保護司・阿川佳代-」で初共演を果たした。同ドラマは前科者の更生、社会復帰を目指す新米保護司(有村)の活躍を描く。撮影を通じて意気投合した2人は個人的にご飯を食べに行ったとか。同世代の売れっ子女優は互いをどう見ているのか。(取材・文=平辻哲也)

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 同ドラマは「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で人気連載中のコミック(原作:香川まさひと、作画:月島冬ニ)の映像化。罪を犯した“前科者”たちの更生、社会復帰を目指し、彼らと向き合い奮闘する無給の国家公務員である新米保護司の姿を描いた社会派ヒューマンドラマだ。菅田将暉主演の映画「あゝ、荒野」前後篇で国内の映画賞を総なめにした岸善幸監督がメガホンを取った。

 2人はそろって黒のシックな衣装。「2人ともネイルもしているんです」(石橋)というが、合わせたわけではなく、まったくの偶然。演技以外でも息ピッタリだ。

 石橋は「撮影が終わった後、共演者の何人かと一緒に食事をしたんです。それで、(有村と)2人でも食事をしたいなと思ったら、有村さんが『ご飯に行こう』って言ってくれたので、一緒においしいご飯を食べながら、いろんな話をしましたね。それで、私の家にも遊びに来てくれたんです」と明かす。

 有村も「共演した方との食事は毎度あるわけではないので、貴重なお方です。仕事のこと、日頃思っていることを話したり、石橋さんが好きなアーティストさん、イラストを描く方、音楽などを教えていただきました。好みがおしゃれで、学ばせていただきました。(石橋は)留学経験もあって、コンテンポラリーダンスを始め、体を使う表現、言葉の表現にも魅了されました。石橋さんにしかできない、オリジナルがあります。石橋さん自身が見てきたもの、作ってきたものを感じ取れますし、彼女が見てきたものは知りたくなるんです」と話す。

「前科者」は新米時代のドラマ版と、その3年後を描く映画版(2022年1月28日公開)で構成。石橋の役は母親に愛されなかった過去を持ち、経営するアクセサリーショップの従業員に暴力を加え、恐喝・傷害罪で懲役2年の実刑を受け、仮釈放中の斉藤みどり。撮影は映画版からクランクインしたそうで、石橋は難しさも感じていたという。

「私は全体の撮影が進んでいるなか遅れてのインだったので、緊張するなぁと思っていたんです。最初のシーンは佳代とみどりがぶつかり合う場面だったのですが、有村さんが思い切りぶつけてくれました。それで、私も思い切ってやっていいんだと思って、うれしかったですね。だから、初日から撮影が楽しかったです。有村さんが現場に入ると、スタッフの温度も1度上がる感じで、それを肌で感じました」と笑みを見せる。

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