【日本沈没】放送中に地震速報 ネット騒然「あり得る話」「フィクションとは思えない」

俳優の小栗旬が主演を務めるTBS系日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」(毎週日曜、午後9時)の第8話が5日に放送され、日本人移民の受け入れ先を必死に探す官僚たちの奮闘と中国との水面下の交渉が生々しく描かれた。原作は1973年に刊行された作家・小松左京氏のSF小説。2023年の東京を舞台に野心家の環境省エリート官僚・天海啓示(小栗)らが、日本沈没という未曾有の事態に立ち向かっていく姿を描く。いよいよ始まった日本沈没。ネットではトカラ列島地震など昨今頻繁に発生している地震と関連付けた投稿が相次いでいる。

小栗旬【写真:ENCOUNT編集部】
小栗旬【写真:ENCOUNT編集部】

世界各国が続々と日本人移民受け入れ表明 最終回は2時間SP

 俳優の小栗旬が主演を務めるTBS系日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」(毎週日曜、午後9時)の第8話が5日に放送され、日本人移民の受け入れ先を必死に探す官僚たちの奮闘と中国との水面下の交渉が生々しく描かれた。原作は1973年に刊行された作家・小松左京氏のSF小説。2023年の東京を舞台に野心家の環境省エリート官僚・天海啓示(小栗)らが、日本沈没という未曾有の事態に立ち向かっていく姿を描く。いよいよ始まった日本沈没。ネットではトカラ列島地震など昨今頻繁に発生している地震と関連付けた投稿が相次いでいる。

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(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 中国の報道官会見によって日本沈没の現実化が世界中に知られてしまい日本経済は大混乱。天海たちは1億2000万人を避難させるため海外諸国と必死に交渉するが、米国の会見を受けて中国は日本政府との移民交渉を完全に遮断。そして、世界各国も中国の動きに同調し世界との移民交渉の窓口は閉じられた。

 日本国内では東山総理(仲村トオル)に対する怒りの声が日増しに高まり、デモが広がっていた。そんな中、中国に再度交渉しに行った日本政府は、到底不可能な条件を突きつけられる。天海と常盤(松山ケンイチ)は、何とか移民交渉を進めるために動くが、具体的な成果は得られない。田所博士(香川照之)から日本沈没はいつ起きてもおかしくないという話を聞かされた天海は、居酒屋の看板娘・山田愛(与田祐希)との会話からヒントを得て打開策を思いつく。

 第8話では、日本人移民受け入れに対して厳しい条件を出してきた中国と里城副総理(石橋蓮司)の人脈をたどった水面下の交渉などが描かれた。日本列島から日本人や日本企業が続々と脱出し始める様子と実際に日本で地震が多く発生していることに視聴者の関心が向けられている。

 気象庁震度データベース検索によると、最近では11月28日に福島県沖、29日に伊豆諸島鳥島近海、1日に福島県会津、2日に茨城県南部と福島県沖、4日に栃木県北部で地震が発生。また鹿児島県・トカラ列島近海では4日と5日で128回の地震が観測されている。トカラギャップと呼ばれる海底のくぼみが関係しているとの指摘は、「日本沈没」で田所博士が主張する「スロースリップ」を連想させる。

「日本沈没」の放送中、JNN系列の南日本放送(鹿児島市)が地震発生を速報しており、ネットでは「リアル過ぎる」「『日本沈没』の途中に地震速報は怖い」「リアルとフィクションがどんどん混在していく感じ」といった声や「そろそろデカいの来るぞっていうメッセージ」「重ねてしまう。フィクションとは思えない」「自分の住む場所が永遠ではないことを示唆していて不安」「今の地震を考えるとあり得る話」「もう架空か現実か分からなくなる。怖い」「今も地震多い日本。どうなるんだろう」と不安を訴える声が多数上がっている。

 最終回は12日午後9時から2時間3分のスペシャル放送となる。

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