ファイナリストまで残り、数か月間は毎週末に上京してダンスや演技のレッスンを受けることに。結果、コンテストで審査員特別賞を受賞。芸能界デビューした。「高校の卒業式の次の日にはもう東京に来ましたが、『地元に帰らないんだ』という実感がなくて。こっちにきてから、徐々に寂しいなと思うようになりましたね」

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　地元・北海道から後押しする両親の存在も大きい。中でも「やるからには必ず3年は続けなさい」「やるならしっかり集中して、力を全部注ぎ込んでやりなさい」という教えが、今の高橋にも影響しているという。「両親は僕が小さいころからやりたいことをやらせてくれましたが、3年以上続いたのはダンスだけ。ダンスがなかったら、今の仕事も続けられていなかったと思うし、ダンスを評価していただいて舞台に出ることもあるので、続けることは本当に大切なんだなと思います」と両親に感謝する。

　高橋が目標に掲げているのが、ミュージカル「刀剣乱舞」の加州清光役や舞台「NARUTO-ナルト-」のうちはサスケ役などで活躍する俳優・佐藤流司だ。「NARUTO」に出演する佐藤の姿を見て衝撃を受けたことがきっかけで役者の道を歩み始めたと言い、「僕、流司さんになりたいんですよ」とはにかむ。「流司さんが出ている番組や、舞台、YouTubeも全部見ていて、マネをしたりして。『自分は流司さんだ』と思い込んでいます（笑）」。インタビューが終了すると、「今後もよろしくお願いします」「必ず売れます」と力強く宣言していた。

□高橋祐理（たかはし・ゆうり）2000年6月8日、北海道生まれ。ダンスボーカルグループ「Zero PLANET」所属。「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage track.3」「青空ハイライト～from主役の椅子はオレの椅子」「FAKE MOTION-THE SUPER STAGE-」、主演舞台「蟻地獄」、「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage-Battle of Pride」等に出演。