「SNS流行語大賞」が発表 おかえりモネの「俺たちの菅波」などテレビ発ワードも上位に

イー・ガーディアンは、日々のソーシャルリスニングで蓄積したデータをベースに、今年広くつぶやかれたワードを独自で調査し、その年に最も多く投稿された(バズった)ワードを決める「SNS流行語大賞」を発表した。

SNS流行語大賞2021ノミネート賞が発表された
SNS流行語大賞2021ノミネート賞が発表された

昨年は上位3位までコロナ関連が席捲

 イー・ガーディアンは、日々のソーシャルリスニングで蓄積したデータをベースに、今年広くつぶやかれたワードを独自で調査し、その年に最も多く投稿された(バズった)ワードを決める「SNS流行語大賞」を発表した。

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 昨年は上位3位までコロナ関連が席捲したが、今年は明らかに“強い”トレンドがみられず幅広いワードがSNSで取り上げられる傾向だった。

 1位となったのは「〇〇ッツォ」。今年ブレイクしたイタリアのお菓子「マリトッツォ」をさまざまな形に変形。ケロトッツォ、すしトッツォ、マリトッツォ(たまご)、どらトッツォなど、もはや原型をとどめない改変にツッコミが相次いだ。汎用(はんよう)性の高いワードが大喜利してバズるのはSNSの特徴の一つで、今年は「〇〇ッツォ」が260万件を超えるだんとつのツイート件数となった。

 2位の「でやんす」は、赤塚不二夫さんのキャラクター「ケムンパス」やパワプロのキャラクター「矢部君」が元ネタ。昭和・平成感のある言葉ですが、昨年後半からYouTuberグループ「ウチら3姉妹」の「とーあ」さんによる「おはようでやんす」というあいさつがTikTok発で大流行。現在は「○○でやんす」というあいさつが若年層を中心に広く使われているようだ。

 3位の「八尺様」は、2008年に「2ちゃんねる」のオカルト版で登場した怪談に登場する長身(240センチ)の女性妖怪。怪談としてのインパクトは強く、毎年夏には一定の話題になるようだが、今年は「八尺様」をかわいくイラスト化したものが注目され広くブームとなっていた。

 3位以下には「八尺様」「マツケンサンバ」などがランクイン。過去の流行が改変されて再度注目される傾向があった。また、長州力の名コメント「食ってみな、飛ぶぞ」やツイッタートレンドを席捲したおかえりモネの「俺たちの菅波」、PUIPUIモルカーの「人間は愚か」などテレビ発の流行語も複数上位に入った。

次のページへ (2/2) 【表】長州力の「飛ぶぞ」もランクイン 「SNS流行語大賞」トップ10
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