【ズバリ!近況】「あっぱれさんま大先生」山崎裕太明かす 泣くほど嫌でも番組やめられなかった裏事情

責任感が強く弟妹のために仕事を投げ出せなかった【写真:山田隆】
責任感が強く弟妹のために仕事を投げ出せなかった【写真:山田隆】

芝居に生涯を捧げる、と決めた超硬派な素顔

 この仕事をしていると、同級生と比べておいしいものを食べられたりしていい思いもしました(笑)。逆に、調子に乗って失敗したこともあります。でも、そういうのを早めに経験して早めに落ち着けて、20代後半で仕事の土台を作れた。同じ年代の俳優より現場の経験はありますけど、ここまで生き残ってこられた自分に「よくやってきた」という思いもあります。なぜかはわかりませんけど、もし自分では気づかない僕の魅力があるとしたら、それを監督はじめ、周りの方々が引き出してくれたから今の僕があるのかな、と思っています。

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 7年ぐらい前、芝居に生涯を捧げる、俳優を一生やると心に決めたので、芸歴35周年といっても、人生80年だとしたら、この先がまだ倍ぐらいあります。もっと、まだまだ、いろんなことがやれると思うと、楽しみでしょうがないですね。もし「大江戸ロケット」の再演がかなったらどうかとか、新しいものをやろうとか……。

一生俳優を続けるために努力していることは

 1本1本の仕事を誠実にやろうと心がけ、とにかくやり続けること。そして、事務所やマネージャーと意思疎通をしっかりとって、今のタイミングで“山崎裕太”をどうしていくか、を考えることが大事だと思っています。10代の頃はやりたくなくてふて腐れていた僕が、キャラ立ちして「面白い」と言われたかもしれないけど、今はそれでは通用しない。今回の「赤ずきんちゃんのオオカミ」もそうで、セルフプロデュースをして新しいものを見せていかないと。そうしないと未来はない、と思っています。

 俳優としてのパフォーマンスを下げないために、グルテンとカフェインをとらない生活を、もう3年以上続けています。パン、粉モノ、うどん、パスタは食べませんけど、お米が食べられるので困りません。飲むのは、普段は水素水かルイボスティー。1年間、毎日10キロ走って、疲れない身体作りにつとめたこともあります。健康のためにというより、こうした生活を送ったほうが良いパフォーマンスに繋がるから、という思いで続けています。年を重ねるにつれ、完璧を求めて、不必要なものをどんどん除外して、無駄をなくすよう意識して生活しています。

「浮気はできない」と言い切った

 結婚はまだ。子供が大好きなので、いつか結婚して子供をもちたいと思っていますけど、焦ってはいません。ここだ、というタイミングがくれば逃さないつもり。でも、今の今じゃないかな。今の自分では中途半端になってしまいそうだから。僕はスーパースターじゃなく、セリフひとつで説得力があるような俳優になりたい。結婚は、まず仕事で自分の武器を手にしてからですね。

 たしかに、若い頃は遊んでいた時期もありましたが、傷ついている子の姿を見たり、自分も傷ついた経験をして、まったく変わりましたね。自分の生きたいようには生きたいですけど、自己中心的な人間にはなりたくありませんから。僕は「この人を愛する」と決めたら、その人だけでいい。浮気はできない。浮気をしたら、相手に嘘をつき、自分に嘘をつき、浮気相手にも嘘をつき、嘘に嘘を重ねないといけない。そんな苦労してまでする必要ある!? 面倒くさくてできないですよ (笑)!

□山崎裕太(やまざき・ゆうた)1981年3月8日、秋田県生まれ、東京育ち。3歳のとき、銀座でスカウトされモデルデビュー。1988~1996年に出演したバラエティ番組「あっぱれさんま大先生」(フジテレビ系)で人気に。1991年の映画「グッバイ・ママ」(松竹)や1993年「REX 恐竜物語」(松竹)、1995年「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」(ヘラルド・エース/日本ヘラルド映画)などで子役俳優としても活躍した。2001年、舞台「大江戸ロケット」で主役を演じゴールデン・アロー賞演劇新人賞受賞。2020年3月、「赤ずきんちゃんのオオカミ」で初の一人芝居に挑戦する。

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