【ほぼ全文レポ】ジャニーズWEST・藤井流星、メリー喜多川さんへ感謝の思い「いろんな言葉をもらった」
藤井は黒柳の姿に感動「マジで、雲の上の人だと思っていた」
――初共演。お互い初めて会ったときの第1印象は?
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黒柳「初めてのとき、マスクしてたのよね。だから、どんな顔の方かよく分からなかった。それで、今日初めて顔を見てね、『わあ、ハンサム』とびっくりしました。あなたこんな顔だったのね」
藤井「はい、こんな顔です(にっこり)」
黒柳「お話が関西弁でね、感じがいいんですよ。私、大好きなの。そういう思いがけないところで関西のアクセントが出てきてね。芝居の中じゃないですよ。でも、あなた芝居をやっているとき、出なかったでしょう」
藤井「よかったです(笑)。たまに出ちゃうんで。今はもうジャニーズWESTです(笑)。稽古場で、入口から徹子さんご本人まではちょっと距離があるんですけど、遠くから見て、『徹子さんいはるな』って思ったんですよ。マジで、雲の上の人だと思っていたので、普段、服もおしゃれじゃないですか。アートに見えました」
黒柳「うわあ、光栄です」
藤井「これ、本気で『おおー』と思いましたね。言葉が合っているのかは分からないですけど、恐る恐る『おはようございます』という感じでした。やっぱりすごい方ですし、まさか自分が共演するって。徹子さんにごあいさつさせてもらっているときでも、あんまり実感していなかったくらい信じられないことでした。昔からテレビで見ていましたし、本当にそのまま気さくな方ですごくありがたかったです。最初、好きな食べ物の話でしたっけ。やっぱり徹子さんやから、おすしとかステーキとかそういういいやつが出てくるのかなと思ったら、ソフトクリームって言ってました。1番好きって」
黒柳「ソフトクリーム1番好き(笑)」
藤井「意外でしたね。だから、差し入れしようと思ってます」
黒柳「溶けちゃう……(笑)」
――今回、黒柳さんが演じているモードが、黒柳さんのために描かれたんじゃないかと思えるほど、本当にぴったり。共感できるところはありますか。
黒柳「50年くらい前に、長岡輝子さんが(この役を)やっていらしたのを文学座で見たんですね。そのときに、いい芝居だなと思って、将来これをやりたいと思いました。今度はフランスのいい女優さんが来ておやりになって。この80歳っていうと、昔は相当歳のように思いましたけど、このごろちょっと若くなっているのでね。本当は(設定を)90くらいにした方がいいのかもしれないですけど、まだ私は90歳にはなっていないけど80はずいぶん前に過ぎましたので。自分で『80になったら』と(せりふで)言っているけど、ちょっと気が引ける。いいあんばいの脚本だなと思って、すごく気に入ってやらせていただきました」
――今回は79歳と19歳のラブストーリー。恋人役をやってみていかがですか。
藤井「これ、黒柳さんに描かれた作品じゃないんですよね? というくらい、ホンマに黒柳さんの魅力とモードの魅力が共通している部分もいっぱいあって。こういう歳の差の恋愛話ってあまりない話じゃないですか。最初、『どんな恋愛なんやろう』『どんな引かれ方すんねやろ』と思ったんですけど、この脚本を読んだときに、2人が引き寄せられる理由がふに落ちるというか」