【ズバリ!近況】波乱の人生、そして東京五輪落選の体操・宮川紗江 苦しい時期を乗り越え描く未来

まだ21歳、オシャレも楽しんでいる【写真:山口比佐夫】
まだ21歳、オシャレも楽しんでいる【写真:山口比佐夫】

会見後は練習が思うようにできなくなり苦しかった

 私は今、新潟県上越市を拠点に練習しています。20年12月に、それまでお世話になっていた鎌倉市の徳洲会体操クラブとの契約が切れたので、今は試合前の合宿などで何度か利用したことのあった「上越市立上越体操場」で練習させていただいているんです。上越市は“体操のまち”なので、体操のための立派な施設が整っているんですよ。おかげで、充実した練習ができています。

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「上越市立上越体操場」がお休みの月曜日を除き、火曜日から日曜日まで、毎朝9時半から午後の3時まで、遅いときには午後6、7時まで練習しています。基本的に選手は私1人で、小学校5年から10年間、見てもらっている速見佑斗先生(37)に今も見てもらっています。やっぱり仲間がいた方が活気がありモチベーションも上がるのですが、速見先生は私のことを細かく見てくれて、集中力が切れるなどの小さな変化も見逃さず、技術面・精神面で支えてくれます。だから、今も信頼して速見先生に見てもらいたい気持ちは変わりません。

 3年前に会見したときは練習が思うようにできなかったり、練習に集中できなくなったりして、1~2年は正直、苦しかったです。ただ、「よくやったね」「感謝してる」と言ってくれた仲間が多かったし、ようやく今、復活してきてパリ五輪を目指せるレベルまで戻ってきているので、良い経験だったな、とプラスに捉えています。もし会見していなかったら、今も体操界しか知らなかったと思いますし。発信したことで世界が広がって、自分の未来像も変わりました。あのとき後押しして支えてくれた仲間、高須克弥先生(76)、所属するサンミュージックプロダクションにはとても感謝しています。

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