小池都知事、コロナ禍でのパラリンピックに理解求める 「極めて教育的な意味がある」

東京都の小池百合子知事が20日、都庁で行われた定例会見に出席。新型コロナウイルスへの警戒を呼びかけるとともに、パラリンピック開催への理解を求めた。

定例会見に出席した小池百合子都知事【写真:ENCOUNT編集部】
定例会見に出席した小池百合子都知事【写真:ENCOUNT編集部】

スライドの文字は「緊急事態宣言発令中」から「医療非常事態」に変わった

 東京都の小池百合子知事が20日、都庁で行われた定例会見に出席。新型コロナウイルスへの警戒を呼びかけるとともに、パラリンピック開催への理解を求めた。

 この日、スライドにはこれまでの「緊急事態宣言発令中」から、赤の背景に「医療非常事態」の文字が表示された。都のモニタリング会議に出席した専門家の医師4人を伴って入室した小池知事は「現在、わが国はコロナと戦いの真っ最中。総力を挙げて一体となって対応にあたっていく。デルタ株は皆さんのすぐ近くにいる。ひとごとではなく自分ごととしてお考えいただきたい」とあらためて注意喚起した。

 一方、開幕が24日に迫ったパラリンピックについて「都民の理解を得られるのか」との質問が飛ぶと、「五輪でさまざまな対策を取り、感染の抑制に努めてきた。(感染の増加は)ある意味、想定内の範囲。パラリンピックの特性を考慮しながら五輪の経験を生かして進めていく」と説明。「ぜひ理解していただきたい。五輪だけでなく、パラリンピックにも極めて教育的な意味がある。安全安心の上で進めていきたい」と話した。

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