7月12日に配信リリースしたmillennium paradeの最新シングル「U」が、Billboard Global 200チャートで初週98位、同チャートから米国のデータを除外したGlobal Excl.USでは初週34位、2週目54位と、2週連続でチャートイン。今回のグローバルチャート入りは初の快挙となった。大ヒット上映中の細田守監督最新作「竜とそばかすの姫」のメインテーマでもある。

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　同曲は国内でも20を超える音楽チャートで1位を総なめし、オリコン週間デジタルシングル（単曲）ランキングでは4週連続1位を獲得する大ヒットをマークしている。

　millennium paradeには、映画の主人公である歌姫・ベル（中村佳穂）が参加しているが、映画冒頭のライブシーンを飾っており、フルサイズで歌唱される。映画公開前夜の7月15日に公開された、映画本編とコラボレーションしたミュージックビデオは公開から2週間で1000万回再生を超え、現在もデイリー30万回の再生回数と勢いは落ちない。8月18日には、オリジナルサウンドトラックと合わせてCDパッケージが同時リリースとなる。

　今回、millennium paradeを牽引（けんいん）する常田大希からのコメントが届いた。以下全文。

「細田さんが描くインターネット空間と俺が音楽で表現しようとしている世界観はかなり親和性があると感じていたので、細田さんからmillennium paradeにオファーがあったときはとてもびっくりしてうれしかったと同時に自然と腑に落ちました。

　今回、超巨大インターネット空間“U”で爆発的な人気を誇る歌姫に相応しい音楽を作ってほしいというのが細田さんからのリクエストで、普段millennium paradeではそういう人気誇る系の表現をしてこなかったので、millennium paradeというプロジェクトにとって新鮮な挑戦となりました。ミレパの持ち味である大編成のマキシマムな世界観と映画をすり合わせて楽曲を作っていく作業は化学反応起きまくりで刺激的でした。“竜とそばかすの姫”が細田さんの今までの集大成的な作品ということで、歌詞に細田さんの過去作品群にちなんだ言葉たちをたくさんちりばめております。

　Belle役の佳穂ちゃんのパワーも相まって本能的に人の心を踊らせるようなポジティブなエネルギーがたっぷり詰まった楽曲になったと思います。今回の音楽にはそういった前提があったので、私どもが暮らす現実世界でもしっかり楽曲がヒットしてるという知らせは、今回の“竜とそばかすの姫”という映画の設定に対してしっかり音楽側がリアリティーを持たせられたということだと思いますので、とりあえず自分の使命を果たせたのではとホッと一安心しております。今年の正月を投げ売って曲作りに身をささげてたのでなんだか報われたような気がします。

　来年の正月はしっかりダラダラします。コロナが落ち着くタイミングを待って、日本、海外問わずに自由自在にガシガシ動いてゆきます」