堀江貴文氏が明かした六本木の危機「歯抜けのようにお店がなくなっている」

実業家の堀江貴文氏が24日、都内で「ホリエモン万博2020 節分まつりin六本木」(2月1~2日、ベルサール六本木他)のメディア限定発表会を開催した。

鬼に囲まれた堀江貴文氏
鬼に囲まれた堀江貴文氏

「ホリエモン万博2020 節分まつりin六本木」メディア限定発表会

 実業家の堀江貴文氏が24日、都内で「ホリエモン万博2020 節分まつりin六本木」(2月1~2日、ベルサール六本木他)のメディア限定発表会を開催した。

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 同イベントは、堀江氏自身が好きなことだけを集め、30以上のコンテンツで六本木をジャック、2日間まるまる遊び倒すという圧倒的エネルギーで一般来場者とともに楽しむ「街中フェス」、”大人の文化祭”を謳う。各界著名人との対談から、映画、ジャズフェス、eSports、日本酒フェス、麻雀といった王道エンタメから、ホリエモン神社、トゥクトゥク、スナックまつりといった一風変わったコンテンツまで企画。堀江氏が神父となり、1122万円の高額チケットを買った限定1組の新郎新婦によるオリジナルウェディングも披露される。

「怒涛のトークショー」と銘打った対談は、脳科学者の茂木健一郎氏や匿名掲示板「4chan」管理人の西村博之氏、竹中平蔵元総務相やNHKから国民を守る党党首の立花孝志氏まで多種多様なメンバーが顔を揃える。

 コンセプトの1つは節分ということで、5体の鬼を従えた堀江氏は「まずトークショー。2月1日は、論客たちがたくさん集まって、30~40分ずつのトークなんですけど、ギュッと詰まった5~6時間を過ごしていただけると思う。2日も、なかなか個性派ぞろいなので面白いトークになる」とPRした。

 夜のトークショーことスナックまつりもマニア好みのゲストが参加。「各界のジャーナリズム系からゆる系から動画系から漫画家さんみたいな感じで、ボクの興味の赴くままにゲストを呼んでいます。ディープなトークが繰り広げられる」と話した。

 そして、堀江氏といえばグルメ。「忘れてはいけないのがグルメ祭り。おいしいものを大集結させたいなと思っている」。例えば当日限定販売する恵方巻は大トロ、毛ガニ、ウニ、焼きのどぐろ、鯛が入った豪華版で1本1万円なり。さっそく味見した堀江氏は「すごいね。おいしいです。ばらちらしをギュッと恵方巻にまとめたような感じ」と舌鼓を打った。

 六本木で「ホリエモン万博」の名称で開催するのは3回目。昨年は5000人を動員し、今年はメイン会場の規模を拡大し、目標を1万人に設定している。

 一方で、堀江氏がもう1つのコンセプトとして掲げるのが六本木の活性化だ。

「六本木もいい感じのお店がたくさんある大人の遊び場みたいな感じだったわけですけど、やはり高齢少子化の影響を受けて、昔からあるお店、特に雑居ビルの空中階なんかどんどん歯抜けのようにお店がなくなっていたりしている。今いち盛り上がりに欠けて、チェーン居酒屋みたいなものが台頭するような状況になっていますが、こういった状況を変えていきたいな、古き良き六本木を守っていきたいなというところがあります」と危機感をにじませながら訴えた。

 再開発が進み、一見華やかに見える都会の中の都会も、愛着の深い堀江氏は別の視点で見ている。

「例えば、本当に六本木の目貫通りみたいな感じのところに某たこ焼き屋さんの立ち飲みバーができてたり、280円居酒屋ができていたり、六本木に作らなくてもいいのにっていうようなお店が結構できてきている。前からたまに行ってたような雑居ビルのお店が突如閉店していて『どうしたの?』って聞いたら、お店に立つのがつらくなって辞めましたみたいなお店が増えてきたりとかしている。ミッドタウンとか六本木ヒルズみたいな大規模商業施設はいいんですけど、本当に街中の店はなくなっていくと、意外と町の衰退って早いし、文化の途絶も急速に来るので、そうならないほうが。なかなか世界にもない街、数少ないいい街の1つだと思っているので、多少なりともそういったところに貢献できればいい」と声を大にした。

 恵方巻にしても六本木の高級店と連携し、盛り上げに一役買っており「スナックまつりにしても、スナックにいったことのない人もいる。割と六本木って大人のスナックみたいなところが結構あったり楽しかったりするので、そういったものも体験して欲しい」と、イベントへの来場を呼びかけた。

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