「みずぴょん」が大きく跳ねる 瑞希が和菓子・もなかパワーでプリンセスカップV3は万全

トレーニングと大食いの両輪 「家にいると、何かしら口に入れている」

 神戸の実家を離れてから「味覚が変わったのかも。甘いものだけでなく、味の濃い食べ物もぱくぱく食べられるようになった」と、またまた笑みがこぼれる。「食べるのが好きなのです。お米はあまり食べないけど、お煎餅は大好き」と明るい限り。どうやら、痩せの大食いなのだろう。「家にいると、何かしら口に入れている」そうだ。

 食べたものが体を作る。気持ちも作るのかも知れない。明るく楽しくおいしく食べることは、健康の秘訣(ひけつ)なのだろう。

 トレーニングと大食いの両輪でパワーアップし、スタミナ面でも着実に成長している。プリンセスカップで連覇を果たしているのに、プリンセス・オブ・プリンセス、インターナショナル・プリンセスのベルトは、いまだに巻いたことがない瑞希である。

 東京女子プロレスの年間最大イベント「WRESTLE PRINCESSII」(10月9日、東京・大田区総合体育会館)の開催も決まった。「V3をすれば、その先の挑戦もあるかもしれない」と、瑞希の語気が強まった。

「チャンピオンって器が大きくないといけない、と思うので私で大丈夫かな、という自分がいる。一方で、応援してくれている皆さんのためにも、取りたいという自分もいる。そしてもういけるという自信が、ここにきて大きくなってきた」と、控えめながらシングル王座戴冠の準備完了を表明した。

 ニコニコと屈託ない笑みが輝く「ポッピングシュガーラビット」瑞希が、プリンセスカップV3から悲願のベルト奪取。ついにそのときがきた。

次のページへ (3/3) 【写真】相手を攻め込むときは「みずぴょん」も怖い…試合中のショット
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