女優の生駒里奈と俳優の池田純矢が5日、都内で行われた舞台「エン＊ゲキ#05『-4D-imetor』」の公開ゲネプロ＆取材会に登壇した。昨年に公演中止となった同作だが、脚本や演出に部分的な手直しを行った上で上演される。

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　緊急事態宣言が発出されている新型コロナウイルス禍の中での上演となるが、生駒は「素直に楽しみにこの時間を迎えられたというわけではなく、情勢を見ているとやっていいのかなという思いもあります。ただ、私たちは誰かを楽しませるために存在しているので、お客さんにこの時間だけは幸せになってほしいです」と言葉を選びながら心境を明かしていた。

　同作は、俳優・脚本家・演出家として活躍する池田が作・演出を手掛けるエン＊ゲキシリーズの第5作。今回は量子力学をテーマに、4次元世界や超能力といった、未だ解明されていないミステリーを、イリュージョンマジックを用いた演出で描く。

　今回、生駒は謎の少女・ノア役を演じる。自身の役どころについては「4次元人です…と言っても分かんないですよね。とにかく見てください。アクションが派手です」と語ると、池田が「すごいですよ。アクション女優でもなかなかやらないレベルことをやっています」とフォロー。すると生駒は「しんどいです。アクションは全く自信がなかったです。ダンスはできるんですが、体育が一番嫌いな教科。ただ、やってみたらめちゃくちゃ楽しかった。これからアクションもやっていきたいと思います」と意欲をみせた。加えて、「やっぱり仮面ライダーになりたいんで…」とつぶやき、報道陣の笑いを誘っていた。

　アイドルグループ・乃木坂46を卒業して3年になる生駒。アイドルと女優の違いを聞かれると、「お客さんの前に立つということは変わらないなって。出し方の方法が違うだけで。持っているものは一緒だなと思っています」と力説。女優としての生駒について、池田は「めちゃくちゃかわいいですね」と笑いを誘うも、「俳優としても存在としても天才だと思っています。何をやらせても一級品だしオーラもある。今回もうまく繊細に演じていただいて、役と同化していました」と太鼓判を押していた。

　当日は他に村田充、松島庄汰、田村心、新子景視、阿南健治も登壇。同作は15日まで、新宿紀伊國屋ホールで上演される。