コロナ禍でも奮闘する味噌煮込みうどん店 東大医学部卒店主が明かす“工夫”と麺の秘密

味噌煮込みうどんへの愛情とコロナ禍の経営について語った店主の岡田望さん【写真:鄭孝俊】
味噌煮込みうどんへの愛情とコロナ禍の経営について語った店主の岡田望さん【写真:鄭孝俊】

東大医学部卒業後、味噌煮込みうどん店経営の道に入った理由

――ところで東大医学部卒ですが、どうしてこの道へ?

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「県立岡崎高校を卒業後、1浪して東大理科二類に進学しました。3年時の進学振り分け(進振り)で医学部の看護コース(現在は医学部健康総合科学科看護科学専修)に進みました。学科の先輩には膳場貴子キャスター、後輩には小正裕佳子キャスターがいます。卒業後は東京大学医学部附属病院で看護師として勤務しました。看護の世界に男性が入っていくというのは大きなチャレンジでしたね。それだけに大変なこともあったり、実家がそば店を営んでいることもあって、味噌煮込みうどん店の経営に関心を持つようになりました。看護師時代の貯金を元手に2007年に『味噌煮込罠』をオープンしました。店名の由来は、食べたらはまってしまうくらいおいしい味噌煮込みうどんを提供したいという思いからです」

――東大といえば最近まで「ドラゴン桜」が放送され人気でした。

「ドラマは見ていなかったのですが、浪人時代に通っていた駿台予備学校ではドラゴン桜の英語講師のモデルとなった竹岡広信先生に教わっていました」

――東大医学部を卒業して味噌煮込みうどん店主への転身。今のお気持ちは?

「私は人に喜んでもらうことが好きなんです。看護師も患者さんをケアすることで喜んでいただける。味噌煮込みうどん店も同じです。おいしい料理を提供できればお客さんに喜んでいただけますし、愛知県出身の方が懐かしくなって来店してくれることもあります。とことんこの道を極めよう、とまではいかないですが、都内を見回しても味噌煮込みうどんのお店はあまり見当たらないので、味噌煮込みうどんについてはこれからも最高の味を追究していきたいですね」

次のページへ (4/4) 【画像】味噌への愛が表現されている店主愛用のTシャツ
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