小池都知事、5者協議で五輪中止はないとの方針確認 「IOC、国、私どもも同じ気持ち」

東京都の小池百合子都知事が9日、都庁で行われた定例会見に出席。開幕が今月23日に迫った東京五輪について、中止の判断はないとの見方を示した。

都庁で行われた定例記者会見に出席した小池百合子東京都知事【写真:ENCOUNT編集部】
都庁で行われた定例記者会見に出席した小池百合子東京都知事【写真:ENCOUNT編集部】

8日夜に行われた5者協議では大会中の観客の扱いについて調整

 東京都の小池百合子都知事が9日、都庁で行われた定例会見に出席。開幕が今月23日に迫った東京五輪について、中止の判断はないとの見方を示した。

 8日夜に行われた国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)、日本政府、東京都、組織委による5者協議では、大会中の観客の扱いについて調整。報道陣から開催中止の可能性について問われた小池都知事は「安全安心な大会をどう続けていくかが重要。IOC、国、私どもも同じ気持ちであります。(5者協議は)観客の扱いについてどうするか、その点に絞って協議していく」と話した。

 この日は駒沢オリンピック公園で行われた聖火のお披露目式に、東京五輪の公式応援団長を務める元プロテニス選手の松岡修造氏とともに出席。「コロナ禍で努力を重ねてきたアスリートの方々とスポーツの力で、平和、団結、友愛といったオリンピックの精神を再現していきたい。アスリートにとっては観客も大会の大きな要素。無観客競技は前例にないことだが、今の放送技術でさまざまな見せ方ができる。東京だからできたというチャレンジにもなると思う。無観客を超えて世界70億人が観客だという、そういう大会にしていきたい」と意気込みを語った。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください