女性アイドルグループ「AKB48」の佐々木優佳里が26日、自身が出演する舞台「WORLD　-Change The Sky-」（東京・なかのZERO　大ホール、6月27日～7月4日）のフォトセッションと囲み取材に出席した。　

「WORLD」は2013年に初演、16年に再演を行い、人気を博したジェットコースターサスペンスで、今回の上演が3度目。人気舞台俳優の校條拳太朗、杉江大志、AKB48チームBの人気メンバー・佐々木がメインキャストを務める。

　18年前に起きた殺人事件の被害者の妹・久瑠美を演じる佐々木は「久瑠美は憎しみを大きく持っている人。一生懸命ブレずに演じていきたい」と意気込んだ。

　シリアスな過去を背負う女性を演じている佐々木。役作りの難しさについて問われると、「私とは真逆の性格ですが、稽古を重ねていくうちに、演出家の方や皆さんが空気感を作ってくださったので、自然と役作りできました」と周囲に感謝した。

　3度目の上演全てに出演している金山一彦は佐々木について「久瑠美ちゃんは1作目も2作目もよかったけど、彼女の場合はちょっと違う。胸の奥からハートを鳴らしているというか、『この子を守ってあげなきゃ』という気持ちを感じる」と言及。

　さらに「演出家の方からは『久瑠美をよく受け取ってますよね』と毎回言われる。彼女のハートが鳴っているんだと思う。僕はそこに共感して、とても素晴らしい女優さんです」と絶賛された佐々木は「ありがとうございます！」と感無量の様子。「本当にうれしいです。ぜひ、感じてもらえたら」と舞台をアピールしていた。