ホリプロTSCグランプリ・木下彩音、悩める21歳…落ち込んだ時は「涙活してます」

高校時代は地元・京都で過ごしたという木下彩音【写真:荒川祐史】
高校時代は地元・京都で過ごしたという木下彩音【写真:荒川祐史】

高校時代は地元・京都で過ごす「みんながメッセージを書いて送り出してくれた」

 自身の高校時代は地元・京都で過ごした。「学校行事でワイワイするのが好きでした。クラスも違う8人が仲良しグループで、教室に集まって机をつなげてお弁当を食べるみたいな感じでした。黒板の思い出と言えば、仕事の都合で転校が決まったとき、みんながメッセージを書いて送り出してくれました」

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 きっかけとなったのは、中国映画「逢いたい(邦題)」(19年中国公開)だった。「高校生のときに何かに挑戦したいと思って、独学で中国語を始めたんです。そのタイミングで、この映画のオーディションがあったんです。オーディションは2、3回あって、その度に京都から上京しないといけなかったんです。役を勝ち取れたときは本当にうれしかったですし、その後、本格的に中国語をマンツーマンで教えていただきました。1か月の中国ロケもあったので、上京して転校することになったんです。中国語は、私の人生を変えたもの。今も勉強しています。最近は駅の中国語のアナウンスも聞き取れるようになったので、もっと頑張っていきたいと思います」

 私生活では大学4年生、メディアを学んでいる。「3年のときはコロナでほぼリモートでした。キャンパスに行かれないのはつらいですけど、1、2年は比較的、通うこともできたし、オンライン授業のおかげで、お仕事の合間に受けることもできましたので、前向きにとらえています」。

 目標は女優の戸田恵梨香だという。「いろんなジャンルを挑戦してみたい。自分の感情をむき出しにするような役もやってみたいですね。自分は抑え込むことが多いのですが、新たな自分を見つけられたらいいな。この映画では主演の暁人(井上祐貴)が水をかけられているシーンがあるんですけども、私もやられてみたかった(笑)。普段は平和主義の人間なので、激しいシーンは刺激的です。中国映画も出てみたい。前回は中国語で監督さんとコミュニケーションが全然取れなかったので、次回はしっかりしゃべられるようになりたい。そうすれば、もっと撮影も楽しくできるんじゃないかなと思います」。少しbitterな思い出を胸に、自分磨きをしているようだ。

□木下彩音(きのした・あやね)2000年2月21日、京都府出身。「第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン」グランプリ。現在、日本テレビ系「THE突破ファイル」の突破交番シリーズに巡査役で、フジテレビ系「めざましテレビ」ではイマドキガールとして出演中。主な出演作にテレビ東京系「ウルトラマンR/B(ルーブ)」、中国映画「逢いたい(邦題)」「記憶の技法」「ブレイブ―群青戦記―」。身長156センチ。血液型A型。

次のページへ (3/3) 【写真】現在は大学4年生、木下彩音の全身ショット。将来は「中国映画も出てみたい」と話した
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