「鎌倉殿の13人」新垣結衣、佐藤浩市、西田敏行の出演が決定 三谷幸喜作品への思い語る

俳優・小栗旬が主演を務める2022年放送のNHK大河「鎌倉殿の13人」の追加キャストが15日、発表され、新垣結衣、佐藤浩市、西田敏行の出演が決まった。

八重を演じる新垣結衣【写真:(C)NHK】
八重を演じる新垣結衣【写真:(C)NHK】

佐藤浩市「三谷さんは一筋縄ではいかない人物を書いてくれるはず」

 俳優・小栗旬が主演を務める2022年放送のNHK大河「鎌倉殿の13人」の追加キャストが15日、発表され、新垣結衣、佐藤浩市、西田敏行の出演が決まった。

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 大河初出演の新垣は八重は武将・北条義時(小栗)の初恋の人にして源頼朝(大泉洋)にも愛されるという注目の役どころ。大河出演4回目の佐藤は上総広常役、出演14回目の西田は後白河法皇役を務める。

 作品は、義時を主人公に、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームを描き、脚本を三谷幸喜氏が担当する。三谷氏はこの日の発表に先立ち、新キャスト3人の名前を伏せた状態で似顔と役柄を公開して話題を呼んでいた。

 新垣は三谷作品への出演が初めてで、「三谷幸喜さんの作品は、エンターテインメントそのものという印象があります。シリアスな中にも笑いが、笑いの中に哀愁や鼓舞激励が織り込まれ、さまざまな顔を見せてくれる登場人物たちがとてもチャーミングだと思いながら拝見しています。今作も出演者として、一視聴者として毎話楽しみにしたいと思います」とコメントした。

 また、佐藤は、自身の役について、「房総半島の豪族・上総広常といっても、ピンとくる方は多くないでしょう。私自身もそうでした。当時、それぞれの地で彼らのおかれていた立場、関東の豪族たちのヒエラルキーなど、そこにある面白さや悲哀をうまく見せられたらと思っています」と抱負。

「特に今回は三谷さんが書かれているので、上総についても一筋縄ではいかない人物を書いてくれるはずです。大河ドラマへの出演は『新選組!』以来ですから、そのときに演じた芹沢鴨以上に魅力的な役にできるように腐心させていただきます」と意気込んだ。

 三谷作品については、「書くのが速い方ではないのに、なぜまた長い長い大河を引き受けたのか不思議でならない(笑)。やっぱり時代の節目を描くことがお好きなのではないでしょうか。歴史の転換点にいた人物たちが、そこでどうあらがって、どう時代を切り開いたのか、というロマンを見事に描く方だと思います」と表した。

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