美少女図鑑出身、19歳女優が“モデルは難しい”と言われたときに映画監督がかけた言葉

女優業のほか、シンガー、番組MCにも挑戦している【写真:荒川祐史】
女優業のほか、シンガー、番組MCにも挑戦している【写真:荒川祐史】

新潟の家族も応援、弟は解禁情報をリツイート、9歳の妹からYOASOBIを教えてもらう

 まもなく、映画監督の中村佳代氏から、インスタグラムのダイレクトメールでオファーを受け、WEBCMへ出演。その後、中村佳代氏が監督を務める、村上虹郎主演、オダギリジョー出演の「緑色音楽」(17年)で映画初出演。これが転機になった。「東京でモデルをやりたいと思っていたんですが、身長が思ったよりも伸びなくて、周りの人からは『モデルは難しいんじゃないか』と言われてしまったんです。そのときに監督から『あなたは絶対、女優をやった方がいい』と言われ、その言葉を信じてやってきました。15歳の時に将来を決めてよかったなと思います。こうやって大人に近づくと、リスクも考えてしまって、思い切った行動はできないから」と振り返る。

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 女優業のほか、シンガー、番組MCにも挑戦中だ。「MCは苦手分野です。こうして聞いていただいて、話すのはいいんですが、自分から相手に興味を持って、相手の何かを引き出すっていうのは難しい。でも、今は人を味方につけないと何も始まらないと思って、自分から話したり、雑談を楽しませる本を読んだりしています。歌は一昨年から始めたばかりですが、音楽も自分を救ってくれたものの一つ。頑張っていきたい」

 新潟にいる家族も、栗林を応援している。「『青葉家のテーブル』への出演が決まった時は市川さんの娘に見えることがうれしいなと思ったんです。両親もとても喜んでいました。弟はシャイなんですが、解禁情報をツイッターで発信すると、必ずリツイートしてくれます。妹は9歳なのですが、学校で流行っているものを教えてくれて、今一番のお気に入りのYOASOBIさんも妹に教えてもらいました」

 4月22日には20歳の誕生日を迎える。「今までは突っ張って生きてきた部分もありますが、19年間の良い部分は生かしつつも、『20歳になったら別人になったね』と言ってもらえるくらい成長したい。私は将来を悩んでいた中学時代、映画を観て、自分と同じような人たちがいるんだなと思って、救われたんです。自分が映画から力をもらったように、誰かを救うきっかけになれば。あの時の自分のような子たちに、映画を届けたいと思っています」。

□栗林藍希(くりばやし・あいの)2001年4月22日、新潟県出身。「新潟美少女図鑑」で注目を集めデビュー。17年、村上虹郎主演、オダギリジョー出演の「緑色音楽」で映画初出演。主な出演作に、映画「左様なら」「クロガラス2」「シスターフッド」「クローゼット」、ドラマ「his~恋するつもりなんてなかった~」「就活生日記」など。テレビ東京「音流~ONRYU~」MC。映画「聖なる蝶赤い部屋」が公開中。趣味・特技はギター、カメラ、サッカー。

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