子役出身21歳の意外な素顔「中学生のときは公務員が夢」 初主演作はチームワーク意識

目標を語る紺野彩夏【写真:(C)スペースクラフト・エージェンシー】
目標を語る紺野彩夏【写真:(C)スペースクラフト・エージェンシー】

今の目標は「天海祐希さんのような大人」

 主人公の環にとって太鼓は本来の自分を取り戻すものだった。紺野にとって太鼓にあたるものは何かあるのか。

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「モデルの仕事と女優の仕事。夢中になります。モデルのお仕事は自分を出すことを求められる仕事。シャッターを下ろした瞬間の表情が大事だったりします。女優は自分以外の人にならないといけない。作品をみんなで作っていく感じが楽しい。求められていることが違うのも楽しいです」

 どんな性格か素顔を知りたい。

「周りからは男っぽいとか、さばさばしていると言われます。自分のことを俯瞰してみている方でしょうか。あとは怒られないように常に意識して生きているタイプです(笑)。あまりいろんなことを言わない。いろんな表情をあまり出さないところは環と似ているかも」

 子役時代から芸能界で仕事をしており、中学時代からドラマや映画などに出演している。若いが女優としてのキャリアは長い。

「小学6年生とか中学生の時は大きくなったら公務員になるのが夢でした。ずっとこの仕事をやっているとは思っていなかったので。逃げ道を作ってというか、いろんな選択肢をもっていないとダメなタイプだったんです。小さいときはこの仕事をずっと、とは考えていませんでした。現実主義でした。今はモデルと女優を続けられたらいいなと思っています」

 将来の夢や目標は。

「学園ものに出られなくなる前に出演したいという思いはあります。キラキラ高校生役。遠い目標を自分で決められなくて。ただ、中学生の時に共演させていただいた天海祐希さんに、すごく親切に、優しくせりふや演技のアドバイスをしていただいたことがあり、当時から、そういう大人の女性になりたいという思いがありました。いろんな人を見て、どの人がどういうことで困っているのかをぱっと見て察知して、アドバイスしてくれていました。そういう大人になりたいです。天海祐希さんが目標です。相当、頑張ります」

 舞台やドラマの主演はまだ経験はないが、主演にはこだわっていないという。「演じることを続けられたら幸せ。いろんな役ができる女優になりたい。ちゃんとした大人になりたい」。素顔はまじめで素直な21歳だ。

□紺野彩夏(こんの・あやか)1999年6月24日、千葉県生まれ。幼少期から子役として活躍し、2010年にテレビ東京系「ピラメキーノ」、18年にはテレビ朝日系「仮面ライダージオウ」でオーラ役、17年には天海祐希、阿部寛が夫婦を演じた映画「恋妻家宮本」に菊池原明美役で出演し、存在感を示した。16年から20年12月まで「Seventeen」専属モデル、21年1月から「non-no」の専属モデル。

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