「ゴール決めたらそこまでしか走れない」―DEAR KISS・四島早紀がつかんだメジャーデビュー

5人組アイドルグループ「DEAR KISS」が4月14日にリリースする新曲「ダンスはキスのように、キスはダンスのように」で悲願のメジャーデビューを果たす。ENCOUNTではリーダーとしてのみならず、プレイングマネジャーとしてグループを表と裏から支え続けた四島早紀(30)にインタビューを実施。これまでのアイドル活動や喜びの胸の内を語ってもらった。

「DEAR KISS」リーダー兼プレイングマネジャーの四島早紀【写真:荒川祐史】
「DEAR KISS」リーダー兼プレイングマネジャーの四島早紀【写真:荒川祐史】

「DEAR KISS」のリーダー兼プレイングマネジャーとしてグループを支える

 5人組アイドルグループ「DEAR KISS」が4月14日にリリースする新曲「ダンスはキスのように、キスはダンスのように」で悲願のメジャーデビューを果たす。ENCOUNTではリーダーとしてのみならず、プレイングマネジャーとしてグループを表と裏から支え続けた四島早紀(30)にインタビューを実施。これまでのアイドル活動や喜びの胸の内を語ってもらった。(取材・文=中村彰洋)

「めちゃくちゃうれしかったです。うれしいの一言があふれました」

 笑顔でメジャーデビュー決定の喜びを語った。福岡県久留米市出身の四島は、2008年にご当地コンテスト「いちご姫コンテスト」で審査員特別賞を受賞。その後は大学生で「CQC’s」「GALETTe」などのグループで中心メンバーとしての活躍を経て、16年にDEAR KISSのプレイングマネジャーとして加入し、現在に至る。

「夢だった」というメジャーデビューを果たすまでの道のりは決して順風満帆ではなく、長いアイドル活動を経て、ようやくかなえたものだった。

 しかし、これまでの歩みを振り返り、「辞めたいなって思うことがなく、その当時のメンバーもみんな良い子が多かったので嫌だってこともなかったんです。高校生の頃に『いちご姫コンテスト』に出たのがきっかけなんですけど、そこから楽しいなって思い始めて。『CQC’s』は各大学のミスコンテストで集まって芸能活動をするグループだったので、雑誌の撮影やCM撮影をやったり、ライブをやったり、ご飯行ったりみんな仲良くて、いつもワイワイ楽しんでいた。まったく芸能活動をしている感覚ではなかったんです。『つらかった時ありますか?』って聞かれるんですけど、ないんですよね。不思議と」と笑った。

 コロナ禍でのメジャーデビューについては「これが何かのタイミング、運で、今だからこそメジャーデビューができたんじゃないかなって、奇跡だなって思ってます」。

 コロナ禍以前は定例ライブなど、ファンとのコミュニケーションを大切にしてきたが、コロナ禍で在り方にも変化があったという。画面越しではあるものの、ネットサイン会などでファンとの交流の機会の場を積極的に作ってきた。それでも、1月に行った10か月ぶりの有観客ライブでファンを目の前にすると、改めて感謝の気持ちがあふれたという。

「今までずっと応援してくださる皆さんのおかげでメジャーデビューが決まったんだなって。きっと応援してくれる方がいなかったら気持ち的にもやられちゃって……。でもすごく毎日が楽しかったので、やっぱり皆さんのおかげで(活動が)できているんだなとすごく思いました」

 四島はプレイングマネジャーとしてSNSの更新やホームページレイアウトを考え、楽曲のブラッシュアップをしたりと“裏方”としての仕事も行っている。「SNS更新が1番苦戦していて、移動中は文章を作ったり、ツイートしたり、ブログを作ったりしています」と苦労を明かしつつも、メジャーデビュー後も「頑張って続けていく」と意気込んだ。

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