お笑いコンビのマヂカルラブリーが1日、東京・千駄ヶ谷の美容関連会社「ヴィエリス」で行われた同社の2021年度オンライン入社式にスペシャルゲストとして出席した。

　昨年のM-1グランプリ王者であるマヂカルラブリーはオンライン参加した109人の新入社員に向けて祝福の芸をサプライズ披露。同コンビの村上はウルトラマン、野田クリスタルはピカチューの物まねをして笑わせた。

　新入社員に向けてピンチ脱出方法を聞かれると村上は「すべったときがピンチですが、『すべっちゃいました』といえばいい。『失敗しました』ということができれば、案外、怒られないし、かわいげがある」とアドバイス。野田は「うまくいかないときは、ゴールから考える。売れないときには、どうすれば売れるかを考えた」と明かした。

　2013～14年のころ月給が1、2万円だったことも明かすと、同じくゲスト出演したお笑いタレントのおばたのお兄さんが「お笑いのオンラインライブのチケットを吉本興業史上最高の1万7000枚売ったんですよ。すごいね」とマヂカルの大ブレークに言及。ギャラの分配について報道陣から質問されるとマヂカルの2人は「吉本、変わったんですよ。あのあたりから」「給与明細に反映されてました。契約書があって」などと、19年にギャラ配分をめぐって吉本興業が批判されたことを念頭に内実を明かした。2人は今年1月1日に「マヂカルラブリーno寄席」というライブを無観客で開催。配信チケットが約1万7000枚売れて大きな話題となった。

　一方、この日がエイプリルフールであることにちなみ、ウソをついたことについて聞かれると
野田は「ウソと思われたくないので4月1日は何もつぶやかない。本当にウソをついたことないです。かましたこともないし、いったこと全部実行したんで。おれにウソはない」とキッパリ。

　村上は「コインランドリーで洗濯をしていたら『村上さんですか』と聞かれて『違います』とウソをつきましたが、一緒に写真を撮りました」と笑わせた。

　おばたのお兄さんは「ずっとだましていて申し訳ないです。私は小栗旬ではないです。すいません」と謝罪した。また、新社会人に向けて「体育大学出身なのでずっと部活をやってきましたが、あいさつは大事です。この時代、あいさつをおろそかにする人が多いですが、あいさつは当たり前。当たり前のことにプラスアルファで名前をつけてあいさつをすれば特別に見られるし、気持ちがいいと思います」と笑顔で語った。