配信ドラマの可能性を実感 BLドラマの金字塔「ポルノグラファー」の魅力を竹財輝之助×猪塚健太に聞く

「官能小説の口述筆記」という今までにない設定で話題を集めたBL漫画「ポルノグラファー」。その実写ドラマが2018年からFODで配信されると、最速で100万回再生を突破する異例の大ヒットを記録。ファンのラブコールもあり、地上波でも放送されたドラマ「ポルノグラファー」「ポルノグラファー~インディゴの気分~」の完結編となる映画「劇場版ポルノグラファー~プレイバック~」が26日に公開される。

ついに映画化された「ポルノグラファー」。竹財輝之助と猪塚健太が作品の見どころを語ってくれた【写真:荒川祐史】
ついに映画化された「ポルノグラファー」。竹財輝之助と猪塚健太が作品の見どころを語ってくれた【写真:荒川祐史】

FOD史上最速で100万回再生を突破した伝説のBLドラマが映画化

「官能小説の口述筆記」という今までにない設定で話題を集めたBL漫画「ポルノグラファー」。その実写ドラマが2018年からFODで配信されると、最速で100万回再生を突破する異例の大ヒットを記録。ファンのラブコールもあり、地上波でも放送されたドラマ「ポルノグラファー」「ポルノグラファー~インディゴの気分~」の完結編となる映画「劇場版ポルノグラファー~プレイバック~」が26日に公開される。

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 官能小説家・木島理生(竹財輝之助)と、大学生・久住春彦(猪塚健太)が奇妙な出会いから恋人同士となってから2年後の様子が描かれる今作の魅力を主演の竹財、猪塚が徹底解説。初共演から2年がたった今のお互いの印象や、市場を席捲する「配信ドラマ」の可能性についても語ってもらった。

シリーズ初の劇場版は「ちゃんと映画でした」(竹財)、「感慨深い気持ちに」(猪塚)

――映画化おめでとうございます。最初に映画化の知らせを聞いた率直な感想を教えてください。

猪塚「『よっしゃー!』と喜んだと同時に、『映画化ですか?!』と驚きました。ドラマの続編(インディゴの気分)をやって、丸木戸先生が『プレイバック』を書いていらっしゃったときから、できたらやりたいと思っていたので、それがかなったという意味では本当にうれしかったですね」

竹財「ついにここまできちゃったという感じです。『本気ですか?』とちょっと心配になりましたけど、素直にうれしかったです。最初は配信のみでDVD化すら予定していなかったものがここまでこれるなんて。本当にファンのみなさんのおかげだと思います」

――完成した作品をご覧になっていかがですか。

猪塚「クレジットを見ながら、改めて、こんなにたくさんの人が映画に関わってくださっているんだという思いと、映画では携わっていないけどドラマから作ってくれた人たちをいろいろ思い出して感慨深い気持ちになって、すごくグググッときましたね」

竹財「僕は試写を見れていなくてデータでいただいたので、映画館では見れていないんですけど、ちゃんと映画でした。これまでの2作とは色が違うというか、映画を見たあとに2作を見ると、また感じが変わるくらい、別物なんだけど、前2作を補完してくれるような感じもあって。ちょっと感想が難しいですが、ちゃんと映画でしたね」

猪塚「ドラマでやっていたものが映画になって、スクリーンで見るということの不思議さというか光栄さというか。それはすごくありましたね」

竹財「すごくよかったです。僕、あんまり自分の作品ってまともに見れないんですけど、今回は普通に見れちゃいました。100分ちょいがあっという間で、それがなによりうれしかったかも。もちろん粗は見えちゃって嫌なんですけど(笑)」

猪塚「粗は探しますよね。100何十分の間にどれだけ反省すりゃいいんだって(笑)」

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