話題の音声SNS「Clubhouse」は面白い? 20代女性が2週間やってみた

黎明期のSNSならではの一面も…気を付けるべきポイントは?

 もちろん、良い面ばかりではありません。「Clubehouse内でのトーク内容は転載禁止」というルールがあり、録音をすることはできません。その“オフレコ感”が楽しかったりもするのですが、オフレコだからと話し過ぎてしまう人がたまにいます。とある業界に精通していると自称する人が、その業界の内情を、その場にいない人物の秘匿情報も含めあけすけに話していることがありました。オフレコとはいえ、言ってもいいこと、悪いことは普段の生活と同じ。目の前にリアルな人間がいないことで、話のリミッターが外れやすくなっているのかもしれませんが、「オフレコ=なんでも話していい」ではありません。話す側に立った際は、そこも意識する必要があると思います。

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 記録が残らないことで、犯罪に使われるのではないかという声もあります。マルチ商法などへの勧誘に使われたとしたら、主催者の話すスキルが高ければ高いほど信用してしまう人が出てくるかもしれません。Clubhouseに限った話ではありませんが、犯罪行為に巻き込まれないためにも「この情報は本当なのか?」としっかりとしたメディアリテラシーを持つことが大事です。でも、これはツイッターやインスタグラム、LINEなどSNS全般に言えること。利用している自分も気を付けなくてはいけないですね。

否定的な意見もあるが、利用する人の意識が1番大切

「新しいものにすぐ飛びつくなんて」と指摘する方もいますが、私は新しいコミュニケーションツールの1つとしてとても楽しく使うことができています。最近では、roomに参加している流れでアスリートの方にインタビューをすることになり、公開で質問をさせていただきました。通常、インタビューは非公開で行うことが多く、自分のインタビュアーとしての力量を他人に評価していただくことはなかなかありません。roomを終えたあと、聞いていた方から評価やアドバイスをいただくことができて、とても新鮮で勉強になりました。これからの仕事に活かしていけたらいいなと思います。

 この流行りが一過性のものなのか、これから定着していくのか、正直分かりませんし、今はまだ分からなくていいのではないかなと思っています。ただ、どのツールにも言えることですが、リテラシーを持ち、自分の発言や振る舞いに責任を持って利用しなくてはいけません。当たり前のことですが、話に熱中してしまうとついつい忘れてしまいますよね。リアルの世界と同じように、話す前に一呼吸置く。聞いた情報であれば簡単に信用しすぎないように。しっかりと意識して利用していきたいです。

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