女優の北川景子と俳優の中村倫也が2日、東京・神田明神にて映画「ファーストラヴ」（2月11日公開、堤幸彦監督）の“除災招福”を祈願するために開催されたイベントに出席。「日本映画史に残る名シーンになった」と絶賛のイチ押しシーンを明かした。

　印象的だったシーンについて問われた中村は北川演じる主人公・由紀のロングヘアを中村演じる迦葉が優しく切るシーンを挙げ、「すごい爽やかで甘酸っぱいんだけど、すごい官能的なんですよね」と説明した。そして、「日本映画史に残る名シーンになったんじゃないかなと……ってのは言いすぎですけど」と笑い、「とても良いシーンができたなと思いました」と自信をのぞかせた。

　北川も、ロングヘアはウィッグだったとしながらも「1個しかないから一発勝負って感じでした」と撮影シーンを振り返った。

　さらに中村は「俺が切ってたら景ちゃんがこっち向くんですよ。それを『前向いて』って直したら、（北川が）笑ったんですよね。それが本当に日本映画に残る名シーンになったと、自信もって（言える）」と笑いながらアピールした。

　また、この日が124年ぶりに1日はやい節分の日であることにちなみ、今年2人が招き入れたいことについて聞かれた北川は「昨年がコロナとかもあって不安の中で生活していた。今年は全体的にハッピーに心配ごと無く暮らしたいなっていうのが切実な願い。後はお客さん来ていただける環境を整えるので、映画館に見に来ていただきたい」とコメント。

　すると中村は「はぁ～」っと感嘆の声を上げながらも「同じこと言おうと思ってました」と同調。続けて「被ったから変えて……お金持ちになりたい。私腹を肥やしたい」と発言。すると北川が「言い方がアレでしたけど。本当に今年もお忙しい方だと思いますので……」と必死のフォロー。中村は「全部フォローしてくれる。そんな真面目に広げられると本気の人みたいになっちゃう」と苦笑いを見せた。

　本作は、島本理生の小説「ファーストラヴ」が原作で、予測不能な結末と、タイトルの裏に隠された濃密なヒューマンドラマが話題となり“稀代の問題作”とも称されたサスペンス・ミステリー。北川は、女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫る、公認心理師・真壁由紀を演じる。