コロナ禍で取材形態に変化「もどかしかった」取材者が振り返る2020年【編集部座談会】

「“有観客”コンサート」という名称の違和感

司会:今年はコンサートの開催時に“無観客”という枕詞が付くのをたくさん見ましたけど、「“有観客”コンサート」というよくよく考えると変な言葉もけっこう目に付きました。なんか違和感ありますよね。

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まんたろー:無観客コンサートをリモートで取材する機会も多かったのですが、無観客&リモートのため、ファンの熱を感じることができず、原稿をまとめる際に難しさを感じたのも今年ならではだと思いました。

三吉:春先に参加するはずだったコンサートが中止となり、代わって秋に開催されたオンライン公演を視聴しました。画面の向こうでアーティストがしっかりと生きていて、何かを届けようとしている。これまで当たり前だったことがこんなに尊いとは。この公演ひとつを成功させるために、出演者をはじめ数多くの関係者が途方もない感染症対策を徹底してきたのでしょう。感動とともに、画面の前で拍手を送ることしかできず、もどかしさもありました。

まんたろー:大会場でのコンサートが中止、延期となりました。48グループでは、AKB48の峯岸みなみさん、SKE48の松井珠理奈さん、高柳明音さんの卒業コンサートが開催できていない状況です。乃木坂46の白石麻衣さんの卒業ライブは、オンラインで開催され、アクセス集中により一部、開演時間が遅れるハプニングが発生。人気の高さを物語るハプニングが話題となりました。

くま吉:今年は取材をするたびにエンターテイナーだけでなく、エンタメ周辺の全ての方々の声にならない声があちこちから聞こえてきて、欧米と日本のエンタメに関する考え方の違いを痛切に感じた1年でもありました。

佐藤:余談ですけど、石原さとみさんとか、戸田恵梨香さんと松坂桃李さんとか、事前に熱愛スクープされずにゴールインを迎える大物カップルが増えたと思いませんか? 芸能界もコロナ禍で密かに愛を育みやすくはなったのかもしれません。渡部は見つかっちゃいましたけどね(笑)。

○座談会出席者略歴

編集N:元スポーツ紙記者。放送担当、AKB48の初期を取材する。冬ソナ以来、韓国映画、ドラマが好き。

Y:子どもの頃から半世紀ほど“テレビが友だち”のような生活をおくり、コロナ禍の今は明るく楽しいドラマから元気をもらい、温泉&グルメ番組に癒やされる日々。でも、仕事は外に出る現場取材が大好き。放送関連の取材をして約20年。2021年は、外に出て取材する機会が増える世の中になってほしいと願っています。

くま吉:元音楽媒体。今はライターやラジオ番組のディレクターなど。MLB、プロレス、競馬、あぶ刑事大好き! 「ENCOUNT」の動画チャンネルもよろしくお願いします。

中野:キャリアがいつの間にか長くなってしまったライター。原稿もつい長くなりがち。来年はもう少し肩の力を抜いたものも書ければ……。

佐藤:平成生まれだが、パソコンやSNSに疎い。記者1年目には酔ってパソコンを紛失し、FAXで原稿用紙を送っていた時期がある。1991年製ブラウン管テレビデオから今年4K対応に買い替えた。エンタメについて日々勉強中。

三吉:エンタメ業界1年目のゲームとアニメ、アイドルが好きな20代後半女性。推しはSexyZoneの佐藤勝利くん。来年も推しのみんなが暖かい家でおいしいご飯を食べて幸せな毎日を送れますように……。

まんたろー:30代人生迷子系フリーライター。担当はサブカル方面のはず。ビールとネコが生きる支え。2021年のスローガンは「仕事も恋も一生懸命」卍。

リサ:ワールドミュージックを求めてアジアを放浪するバックパッカーライター。音楽も好きだが、現地の屋台メシにも目がない。特に好きなのがシーフード。タイ・プーケットの屋台で食べたプーパッポンカリー(蟹のタイ風カレー炒め)とムール貝の酒蒸しは絶品だったなぁ~。シンハービールとかチャーンビールによく合う! 来年は旅に出られますように!

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