M-1最終決戦進出3組が決定 「おいでやすこが」「マヂカルラブリー」「見取り図」
漫才頂上決戦「M-1グランプリ2020」の決勝が20日、東京・六本木のテレビ朝日スタジオで行われ、「おいでやすこが」ら3組が“第16代王者”の名誉と優勝賞金1000万円を賭けた最終決戦に駒を進めた。
敗者復活で勝ち上がったインディアンスはトップバッターでネタを披露
漫才頂上決戦「M-1グランプリ2020」の決勝が20日、東京・六本木のテレビ朝日スタジオで行われ、「おいでやすこが」「マヂカルラブリー」「見取り図」の3組が“第16代王者”の名誉と優勝賞金1000万円を賭けた最終決戦に駒を進めた。
今年は、史上最多となる5081組がエントリー。決勝の舞台では、激闘の準決勝を勝ち抜いたアキナ、マヂカルラブリー、見取り図、錦鯉、ニューヨーク、おいでやすこが、オズワルド、東京ホテイソン、ウエストランドの9組に、敗者復活戦を制し、最後の1枠に滑り込んだインディアンスが加わり、極上の漫才バトルで火花を散らした。
5組目で登場した急造ユニットのおいでやすこがは658点と高得点で1位抜け。松本人志は「単純明快なんですけど、やっぱ笑っちゃう」。立川志らくも「新たらしい形の漫才。普通、あれだけ叫んだらうるさいけど、うるさくない。私は衝撃を受けた」と大絶賛した。
さらに6組目で登場したマヂカルラブリーも649点をマークし2位に。3年前の決勝進出時に“酷評”を受けた上沼恵美子から「ホンマにばかばかしいでしょ。ホンマに面白いよな~。本当に良かったと思う」と絶賛。リベンジを果たし、野田クリスタルは優勝したかのような雄叫びを上げ、喜んだ。
最終決戦3枠の残りの1つに滑り込んだのは4組目に登場し、648点を記録した見取り図。3年連続の決勝戦に挑んだ2人志らくも「この1年でこんな進化するんだ」と絶賛していた。
決勝の審査員は、18年・19年大会に続き、松本人志(ダウンタウン)、オール巨人(オール阪神・巨人)、上沼恵美子、立川志らく、中川礼二(中川家)、塙宣之(ナイツ)、富澤たけし(サンドウィッチマン)の7人。ネタ順は「笑神籤(えみくじ)」方式を採用し、毎回クジを引き、呼ばれたコンビがそのままネタを披露した。
【登場順、各組の採点結果】
1組目:インディアンス(敗者復活枠) 625点
(オール巨人89点、富澤89点、塙85点、志らく89点、礼二90点、松本90点、上沼93点)
2組目:東京ホテイソン 617点
(オール巨人86点、富澤91点、塙85点、志らく89点、礼二88点、松本86点、上沼92点)
3組目:ニューヨーク 642点
(オール巨人88点、富澤93点、塙93点、志らく91点、礼二91点、松本92点、上沼94点)
4組目:見取り図 648点
(オール巨人91点、富澤92点、塙93点、志らく93点、礼二93点、松本91点、上沼95点)
5組目:おいでやすこが 658点
(オール巨人92点、富澤93点、塙93点、志らく96点、礼二95点、松本95点、上沼94点)
6組目:マヂカルラブリー 649点
(オール巨人88点、富澤94点、塙94点、志らく90点、礼二96点、松本93点、上沼94点)
7組目:オズワルド 642点
(オール巨人88点、富澤91点、塙95点、志らく93点、礼二95点、松本88点、上沼92点)
8組目:アキナ 622点
(オール巨人89点、富澤88点、塙87点、志らく90点、礼二91点、松本85点、上沼92点)
9組目:錦鯉 643点
(オール巨人87点、富澤92点、塙95点、志らく95点、礼二92点、松本89点、上沼93点)
10組目:ウエストランド 622点
(オール巨人88点、富澤91点、塙85点、志らく86点、礼二90点、松本90点、上沼92点)
【M-1グランプリ歴代王者】
第1回(2001):中川家
第2回(2002):ますだおかだ
第3回(2003):フットボールアワー
第4回(2004):アンタッチャブル
第5回(2005):ブラックマヨネーズ
第6回(2006):チュートリアル
第7回(2007):サンドウィッチマン
第8回(2008):NON STYLE
第9回(2009):パンクブーブー
第10回(2010):笑い飯
第11回(2015):トレンディエンジェル
第12回(2016):銀シャリ
第13回(2017):とろサーモン
第14回(2018):霜降り明星
第15回(2019):ミルクボーイ