社交ダンスで体重4キロ減 大塚千弘が明かす女性版“Shall we ダンス?”過酷な舞台裏

ミュージカルなどで活躍する女優の大塚千弘が、内田慈(ちか)とダブル主演の映画「レディ・トゥ・レディ」(11日公開、藤澤浩和監督)で社交ダンスに初挑戦した。平凡な主婦・鈴木真子が、売れない女優・城島一華とペアを組んで、テレビの企画の社交ダンスコンテストに出場するというストーリー。大塚は約1か月、社交ダンスを猛特訓。映画だけではなく、夫で俳優の鈴木浩介とのコロナ禍の生活も語ってくれた。

インタビューに応じた大塚千弘【写真:山口比佐夫】
インタビューに応じた大塚千弘【写真:山口比佐夫】

映画「レディ・トゥ・レディ」で社交ダンスに初挑戦、撮影は夏「ハードでした」

 ミュージカルなどで活躍する女優の大塚千弘が、内田慈(ちか)とダブル主演の映画「レディ・トゥ・レディ」(11日公開、藤澤浩和監督)で社交ダンスに初挑戦した。平凡な主婦・鈴木真子が、売れない女優・城島一華とペアを組んで、テレビの企画の社交ダンスコンテストに出場するというストーリー。大塚は約1か月、社交ダンスを猛特訓。映画だけではなく、夫で俳優の鈴木浩介とのコロナ禍の生活も語ってくれた。

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――いよいよ公開間近ですが、随分前にお撮りになったそうですね。

「2年半ぐらい前です。『この作品は公開するんですか』とマネジャーさんに何回も聞いていました(笑)」

――女性版「Shall we ダンス?」といった作品ですが、ラストに感動しました。出演経緯は?

「マネジャーさんからオーディションがあるので受けてみない? と言われて。社交ダンスの映画と言えば、『Shall we ダンス?』(1996年)ですよね。この作品が大好きで、ダンスも好きだったのでやってみたいと思いました。1次審査はお芝居と30秒間好きに踊ってくださいというもの。ダンスは今までのミュージカルの経験を持って挑みました」

――大塚さんは学生時代、器械体操もなさっていましたし、ミュージカルでもダンスをやっていますよね。

「ダンスは好きなんですけど、社交ダンスは別物でしたね。1人で自由に踊るのと2人で踊るのとでは違います。ミュージカルでワルツをペアで踊ったことあったんですけど、ここまでのダンスは初めて。しかも今回は、普通は男性がやるリード役。それを、ヒールをはいてやるのはきつかったです。女性は体を反るじゃないですか、そんな中、リードはたくさんの人が踊る中、方向を決めていくんです。フラットな靴だと踏ん張れますけど、つま先だけで支えるわけですから。体幹が抜けて、前のめりになると、女性も転んじゃうんです」

――撮影前に猛特訓されたそうですね。

「暑い夏に、約1か月、毎日2時間練習しました。休みは1日くらいでしたね。普段とは違う筋肉を使うんでしょうね、2時間しか体力がもたないんです。意識してなかったのですが、体重が4キロくらい落ちていました。最初の1週間は体幹の練習。一歩踏み出すというのが難しくて、先生が踏み出す一歩は私の倍以上なんですよ。大きなホールでは小さな一歩では滑っているように見えないので、大きくしないといけないんです」

――劇中の真子は家の中でも社交ダンスの練習をする場面がありましたが、実際にもそんな感じ?

「そうですね。家でも、鏡を見て、ポーズを取ったりしていました。私は体育会系なので(笑)。とにかく、やれるまで練習をするっていうタイプ。分からないことも聞いて、できるまでやるんです」

――1か月であれだけのものをマスターされたのはすごいですね。

「競技で踊るシーンでは、お芝居のことを忘れて、感動して涙が出そうになりました。頑張ったな、という私情がすごくわき出てしまって……(笑)」

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