社交ダンスで体重4キロ減 大塚千弘が明かす女性版“Shall we ダンス?”過酷な舞台裏

夏場の過酷な撮影を振り返った【写真:山口比佐夫】
夏場の過酷な撮影を振り返った【写真:山口比佐夫】

内田慈(ちか)とダブル主演「同じ誕生日で、すごく身近な感じがしました」

――特に競技のシーンは感動しました。内田さんとの共演はいかがでしたか?

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「役が決まってから、慈ちゃんが『同じ誕生日だね』と話しかけてくださいました。私が『オーディションでは会わなかったですね』と言ったら、『すれ違ったんだよ』って」

――誕生日が同じ。それはすごい偶然ですね。

「同じ誕生日で、すごく身近な感じがしました。慈ちゃんの方が少しお姉さん。稽古では、『気を遣っていては、全然進まないので、伝えたいことは素直に伝えよう』と決めて、切磋琢磨です! それこそ本当に映画のように、いろんなことが言える密な関係ができました」

――実際の撮影は?

「2年前の夏に撮影しました。撮影期間は2週間で、分量も多い上に夏の暑さもあってハードでしたね」

――監督の藤澤さんはこれが長編デビュー作ですね。

「監督はダンスのお稽古にも毎日、来てくださって。私と内田さんの会話で面白いところがあったら、それを脚本に書き足したいと言ってくれました。映画の中でのけんかのシーンはアドリブなんです。若くてエネルギーのある方なので、みんなで必死についていきました」

――演じたのは鈴木真子さん。本名と名字が一緒ですね。

「そういえば、鈴木役は初めて。(鈴木浩介と)結婚して、鈴木になりましたが、仕事上、『大塚さん』と呼ばれることが多いので(笑)」

――主婦役は結婚生活を生かせましたか?

「子どもがいるという部分は違いますが、パートに行って、家のご飯を作って、自転車で子供の送り迎えをして、さらにダンス。これは今、私がやっている主婦業より大変だろうなと想像を膨らませたりしました。私の母が専業主婦なんで、母の姿を思い出して演じた部分もあります。サンバイザーをつけるというのは、私から提案させていただきました。コロナになってからは、主婦業の大変さを身にしみて感じましたね」

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