大仁田厚 7度引退7度復帰のワケ「ファイヤー(炎上)してなんぼだろ」

雑誌『ルチャリブレ誌(プエルトリコ版)』1980年12月号から【写真提供:株式会社大仁田屋】
雑誌『ルチャリブレ誌(プエルトリコ版)』1980年12月号から【写真提供:株式会社大仁田屋】

――ただ、やはり大仁田さんの引退は信用できません。

「そんな声ばかりだよ。ネットで叩かれまくりだからな。ただな、気にされないより、気にされているほうがいい。それはありがたいと思っている。俺の中では、批判も声援のひとつなんだよ」

――よく考えると、そうした炎上商法は、大仁田さんが“元祖”ですよね。

「俺らはエンターテインメントの商売をしているわけだから、目立ってなんぼ。一番つらいことは、人から無視されることなんだよ。ファイヤー(炎上)してなんぼだろ。昭和に生まれて、平成を生きて、令和に存在できているんだから素晴らしいことだよ」

――毎回、引退する時はどういう気持ちなんですか。

「正直、俺は7度引退したつもりはない。引退する時は本当にまじめに引退しようと思っている。本当だって」

――本当ですか。

「俺はガチで引退しようと思っている。ガチで引退して、ガチで戻ってくる」

いつも真剣だ【写真・編集部】
いつも真剣だ【写真・編集部】

正直、オレは7度引退したつもりはない…いつも真剣に引退している

――「詐欺師だ」という人もいます。

「詐欺師は最初から相手をひっかけようと思ってやっているだろ。俺は最初からひっかけようとは思ってないから。そこは違うところなんだよな。俺の中では、マジで引退しようと思っているから。マジでカムバックしようと思っているから。詐欺じゃないんだよ。誰かをはめようとか、ファンをだまそうとかしたら、詐欺になるけど、そうではない」

――大仁田さんの生き方だと。

「そうだよ。自分の生き方で、生きるほうがいいじゃん。ある種、自由なんだから。この前も、市長選負けた、県知事選負けた、でも、いつか勝つかもしれないじゃん。そうして、市長になったら、“市長爆破”だってできるからさ」

――不謹慎ですね。

「そう思うだろ。でも、俺は大真面目だから」

(つづく)

□大仁田 厚(おおにた・あつし)1957年10月25日、長崎市生まれ。61歳。1973年、全日本プロレスに入門し、16歳でデビュー。1989年、FMWを旗揚げ。2001年の参院選で自民党比例代表から出馬し初当選。2007年、自民党を離党。2010年、長崎県知事選に出馬するも落選。プロレスラーとしては2017年、7度目の引退をするが、2018年10月、復帰した。タレント、俳優、映画監督、歌手など幅広く活動している。

(ENCOUNT編集部・中村 智弘/Tomohiro Nakamura)

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