「歌丸が呼びに来てる」 三遊亭円楽、故・歌丸師匠との不思議な縁を明かす
落語家の三遊亭円楽が30日、都内で行われたメディアセミナー「緊急提言 新型コロナウイルス感染症流行下におけるがん検診の重要性~つづけよう、がん検診~」にゲストとして登壇。笑いを交えながらがん検診の重要性を説いた。
実体験を交えながらがん検診の重要性説く
落語家の三遊亭円楽が30日、都内で行われたメディアセミナー「緊急提言 新型コロナウイルス感染症流行下におけるがん検診の重要性~つづけよう、がん検診~」にゲストとして登壇。笑いを交えながらがん検診の重要性を説いた。
セミナーでは新型コロナウイルス感染拡大でがん検診の受診件数が減っている実態を懸念。2018年に肺がんを手術、19年には脳腫瘍の手術を経験した円楽は「芸人である前に病人ですから」とあいさつ。がんを宣告されたときの気持ちについては「そんなの1つしかないでしょう。『ガーン!』って。……笑っていいんですよ、他人様の病気ですから」と持ち前のブラックジョークを飛ばした。
司会者から「がん検診」をお題になぞかけを頼まれると「カメラがいっぱいあってなぞかけやると、4年前の嫌なことを思い出すんだけど……」としぶりつつ「がん検診とかけまして、拍手もない下手な芸と説く。その心は、ウケないと手遅れです」と即興を披露した。
2年連続の大病に続く今年のコロナ禍については「これたぶん歌丸が呼びに来てるんだろう。肺がんはあのじいさんが亡くなった49日に見つかった。手術が100過日、脳腫瘍が1周忌。今年は大丈夫だと思ったらコロナぶつけてきやがった。まあ、それは冗談ですけどね」と18年に亡くなった桂歌丸師匠との不思議な縁を毒舌を交えて明かした。
「毎日医学は進歩してる。もう少しでがんは怖い病気じゃなくなる。今だって私は全然怖くない。見つけちゃった方が得」とがん検診の重要性を強調した円楽。まだまだ元気な姿を見られそうだ。