女優の菜々緒が19日、東京・江東区の豊洲PITで行われた「SIX PAD GYM」記念イベントにノースリーブのワンピース姿で出席し、世界ボクシング協会、国際ボクシング連盟バンタム級統一王座を防衛した井上尚弥(大橋)を祝福した。

「SIX PAD」のブランドパートナーを務める菜々緒は、米ラスベガスでの初試合でジェーソン・モロニー(豪)に7回KO勝ちした井上がステージに登壇すると「これ以上強い選手はいない。おめでとうございます」と笑顔で勝者を称えた。

「SIX PAD GYM」は専用アプリにつなぐことによって自宅にいながらライフスタイルに合わせて運動ができるEMS(筋電気刺激)オンラインジム。会員になると、原宿に新設された専用スタジオから配信されるインストラクターによる多彩なトレーニングが楽しめる。

　自身のトレーニング映像を公開した菜々緒は「体をひねる運動ではスーツに電気が流れると負荷がかかって……。コロナで運動不足もあったのでめちゃめちゃキツかったですが、あっという間の10分でした」と“電気刺激”の快感を語った。

　菜々緒は2018年に行われた同ブランドのイベントで自身のヒップの点数を聞かれて「65点」と答えていたが、この日、改めて現在の点数を聞かれると「そうですね。75点くらいにはなったのかな。日々努力を続けて自分の理想に近いヒップに近づけるよう自宅で頑張りたいです」と目標を掲げた。

　会見には、40年にわたって肥満対策やEMS研究に打ち込んできた京都大学の森谷敏夫名誉教授も登壇し、足腰の衰えに対するEMS治療の現状についてプレゼンテーションした。「筋肉は糖質と脂肪を燃焼させる臓器。筋肉がいかに大切か認識してほしい」と運動の重要性を訴えた。

　そんな森谷教授に、菜々緒は「私は母と祖母と暮らしていますが、高齢の方にも効果がありますか」と質問。森谷教授が「アメリカでは高齢者を対象に筋力トレーニングに効果が期待されています」と回答すると、すかさず「整体師の先生から筋肉痛にいいと聞きましたが」と再直撃。アクションシーンでも人気の菜々緒らしい質問に、森谷教授が「筋肉をリラックスさせる効果があるので、電気刺激で筋肉痛を緩和するのは可能です」と返すと、菜々緒は「えーー！、なるほど。めちゃめちゃいいこと聞きました」と喜んでいた。

　会見には陸上男子短距離の桐生祥秀も出席した。