銀座駅構内で不審物、“地下鉄サリン”想起の声も 東京メトロは「水嚢」と回答…3週間も回収されず
東京メトロ銀座駅の構内に不審物があるとの投稿が拡散、不安の声が相次いでいる。12日にSNS上に投稿された写真には、液体の入ったビニール袋が駅構内の階段脇に放置された様子が収められており、ネット上では「これはガチでダメなやつ」「地下鉄サリン事件を思い出す」と懸念の声が殺到。東京メトロ広報部は取材に、不審物が水嚢(すいのう)であるとし、同日12日中に回収したと明かした。

9月21日に台風25号の大雨対策のための水嚢として設置も、その後回収はされず
東京メトロ銀座駅の構内に不審物があるとの投稿が拡散、不安の声が相次いでいる。12日にSNS上に投稿された写真には、液体の入ったビニール袋が駅構内の階段脇に放置された様子が収められており、ネット上では「これはガチでダメなやつ」「地下鉄サリン事件を思い出す」と懸念の声が殺到。東京メトロ広報部は取材に、不審物が水嚢(すいのう)であるとし、同日12日中に回収したと明かした。
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「銀座駅にビニール袋に入った液体があって血の気が引く」
今月12日午後、SNS上で拡散した写真には、駅構内の階段脇の側溝に、液体の入ったビニール袋が放置されている様子が収められている。続く投稿では、東京メトロのサイトから不審物の報告をしようとしたものの、チャットボットにはねられ報告できなかったこと、他の投稿や東京メトロの回答から、不審物が少なくとも9月22日から放置されていることや、不審物の正体が水嚢であったことなどがつづられている。
地下鉄の不審物で思い出される出来事といえば、1995年3月20日に東京メトロの前身・帝都高速度交通営団(営団地下鉄)の車内で発生し、乗客や駅員ら13人あまりが死亡、およそ6300人が負傷した無差別テロ事件「地下鉄サリン事件」だ。
投稿は1900万回の表示を記録するなど反響を呼んでおり、「東京メトロでこれは洒落にならない」「確かこんな感じで袋に入った液体を傘でつついて破いたんだよね」「地下鉄サリン事件だけは風化させちゃいけない」など、同事件を引き合いに出す声が多数が上がっている。
投稿者の男性も、取材に「サイトで『不審物』というワードを受け付けないのはなぜか、会社としてサリン事件について研修で教えていないのか、不審物があった場合の研修はやっていないのかなど、聞きたいことは山ほどあります」と東京メトロへの不信感を口にする。
東京メトロ広報部は、ENCOUNTの取材に「投稿にあるビニール袋は水嚢であり、9月21日に接近した台風25号の影響による大雨に伴い、駅構内へ流入した漏水に対応するための緊急的な措置として設置したものです」と説明。設置箇所は銀座駅A12出入口付近およびC8出入口付近で、9月21日深夜に計6個の水嚢を設置したという。
担当者は水嚢について「10月12日に警察立会いのもと撤去いたしました」と対応を明かしたが、水嚢が20日あまりも回収されなかった理由や、水嚢設置のアナウンスがあったかどうか、ネット上で「地下鉄サリン事件を想起させる」との懸念の声が上がっていることへの見解、何件程度の問い合わせがあったのかについては「お客様からのお問い合わせはいただいておりますが、個別の問い合わせ内容や件数につきましては回答を差し控えさせていただきます」とした。
なお、駅構内で不審物を発見した際の対応については「駅構内や列車内で不審物を見つけた際は、触らず、近づかず、安全を確保したうえで、近くの駅係員や乗務員にご連絡いただきますようお願いいたします」としている。
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