3勝2敗“凡才ボクサー”が、3階級世界王者になれた理由とは…長谷川穂積氏が明かす「負け」の価値
にしたんクリニックなどの運営支援で知られるエクスコムグローバルの西村誠司社長が、TikTokの動画を更新し、元プロボクシング世界3階級王者の長谷川穂積氏との対談を公開した。長谷川氏がプロとして駆け出しの時期に敗戦を重ねたことに焦点を置き、「負け(失敗)こそ大事」の理論を2人で展開した。

にしたん社長と対談
にしたんクリニックなどの運営支援で知られるエクスコムグローバルの西村誠司社長が、TikTokの動画を更新し、元プロボクシング世界3階級王者の長谷川穂積氏との対談を公開した。長谷川氏がプロとして駆け出しの時期に敗戦を重ねたことに焦点を置き、「負け(失敗)こそ大事」の理論を2人で展開した。
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バンタム級で10度の防衛、フェザー級、スーパーバンタム級でも世界王者になった長谷川氏は、日本ボクシング史上に残る名ボクサーだが、西村氏が着目したのは、長谷川氏が経験した「デビュー直後の挫折」だった。
プロ5戦目を終えた20歳当時の戦績は、3勝2敗。文字通り、平凡なボクサーで長谷川氏は、西村氏からの直球質問「その時に自分が偉大なチャンピオンになるイメージは」に、笑いながら「なかったですね」と返した。
だが、凡才が天才を凌駕し、頂点へと駆け上がるための“分岐点”がそこにはあった。長谷川氏は言った。
「負けて、自分で『何で負けたのか』をしっかり分析しました。運が悪かったから負けたって思うのではなくて、なぜ負けたのか。その負けを僕はちゃんと経験に変えられたと思っています。その負けを『ただの負け』にしなかったというのが、後に勝っていけたところかなと思っています」
敗戦から目を背けず、徹底的に自己分析を重ねる。この姿勢に西村氏も深くうなずいた。
「僕、すごく相撲が好きで力士の方を応援してるんですけど、負けたりすると『西村社長、すいません。応援してもらってるのに』って言われるんですけど、僕言うんですよ。『負けこそ感謝しろ』と。柔道(東京五輪)金メダルのウルフアロンさんも『負けた試合から、何が負けで負けないようにするためには何をやったらいいのか』ということをストイックに徹底したからこそ、金メダルを獲れた』って言ってたんですよ。僕も『失敗こそ大事だ』と思っているので、若い頃、それを経験できたってのは結構大きかったなって」
そして、長谷川氏は現役時代、所属ジムの壁に手書きで貼られていた一枚の紙について語った。
「『勝てば運、負ければ実力』。あれを毎日見てて、何となく『そうだな』と思って試合をしていましたね。勝ったら運が良かった。負けたら実力。そういう風にやる方がいいのかなって」
対談の終盤、頂点を極めた長谷川氏の放つ“オーラ”に感銘を受けた西村氏は、「一番になるために必要なこと」を聞いた。現役を引退した今もなお、変わらず日々のトレーニングを続けている長谷川氏の回答は、ひたすらに純粋でシンプルだった。
「これ、すべての職業に通じることだと思うんですけど、簡単なのは、『誰よりもそれを好きになること』だと思うんです。僕はボクシングを誰よりも今も好きな気持ちでいる。それを続けることが大事ですね」
その上で、長谷川氏は視聴者に向けて温かいメッセージを送った。
「人生のテーマの一つとして、『好きなものに出会うこと』がテーマだと僕は思っています。これを見てくれている方も、自分が好きになれるものを見つける旅になればいいなと。例え見つからなくても、その旅が良かったらそれはそれでいい。僕はたまたまボクシングに出会えて、こんなに好きだと思えることを今も続けられて幸せだなと思っています」
負けをただの負けにせず、己の選んだ道を誰よりも愛し抜く。西村氏が「ますますボクシングが好きになりました。皆さんもいろいろと経験を重ねて好きなものを持てるように」と呼びかけ、対談を締めくくった。
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