【風、薫る】甲斐翔真、小川の人生は「自分の人生とリンク」 年配ファンからDM「全国のおじいちゃんおばあちゃんを喜ばせたい」
俳優・甲斐翔真が陸軍二等軍曹・小川吾郎役で出演するNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土曜午前8時)の取材会に出席し、小川の魅力や小川から学びたいことなどを語った。小川は主人公の一人・大家直美(上坂樹里)の人生に影響を与える人物。作品は明治時代に看護の道を切り拓いた一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美の物語。

主人公の一人・直美の人生に影響を与える小川吾郎役
俳優・甲斐翔真が陸軍二等軍曹・小川吾郎役で出演するNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土曜午前8時)の取材会に出席し、小川の魅力や小川から学びたいことなどを語った。小川は主人公の一人・大家直美(上坂樹里)の人生に影響を与える人物。作品は明治時代に看護の道を切り拓いた一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美の物語。
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小川は直美と出会って間もなく直美にひかれ、尊敬し、積極的に接近した。迷惑がられてもアプローチを続けたが、嫌みがなく、爽やかな印象。
「あそこまで真っ直ぐに人と向き合える人は今も当時も珍しいと思います。人を正面からしっかり見ることができる人は美しい人間だと思います。直美に出会い、女性としてというより、人としてカッコいい信念を持った人間を目の当たりにした時、小川の中で心が動くものがあり、どっぷりと惚れたのだと思います」
そんな小川から学びたいことはあるだろうか。
「小川のような人間でありたいです。今の時代、いろんな邪魔や誘惑がある中で人をちゃんと見ることが難しくなっていると思います。実際にいる人をちゃんと見る能力を忘れたくないなと思います」
直美に冷たくされてもアプローチしたあきらめない姿勢はどうか。
「わりと僕はあきらめない心の持ち主。似ていると思います(笑)」
小川を演じる上で大事にしていることは何だろう。
「軍人であることを、つまり天皇陛下を守ることが国を守ること、国を守ることが家族など大事な人を守ることということを押さえつつ、そこに引っ張られずに人であり続ける。見た目や所作で軍人を説明しつつ、直美と話す時はその鎧が剥がれたり、また軍人モードに入る瞬間があったり…その細かいところは意識しました。軍人らしさと人間らしさの間を行き交う小川は当時の軍人としては珍しいタイプ。だから小川は魅力的だと思って演じていました」
ここで直美役の上坂の印象を尋ねた。
「最初の印象は可憐な方で華のあるかわいらしい方。でも共演するほどすごく芯の通った硬い核のあるような方の印象に。僕の中では直美はあて書きのようで、直美に選ばれるべくして、この世界に入られたと思うほど説得力のある直美です」
もう一人の主人公・りん役の見上の印象はどうか。
「すごく周りを見ています。撮影中、ちょっとしたことに気付いて言葉を発し、行動できる方。いくつ触角があるのかと思うほど素晴らしい方」
料理のシーンもあるが得意だろうか。
「得意と言うと語弊がありますが動画をパッと見たらすぐ覚えてできます。軍人役で結末が大変な役なので体作りの面でも自分で料理を作って塩分や油の量を調節する必要がありました。そこで料理を始めたのですが、まさかの料理シーンにすごく役立ったなと思いました。自分の人生と小川の人生がリンクした瞬間でした」
視聴者の反響も気になる。甲斐を知らなかった年配者もいると思うが……。
「SNSにおばあちゃん世代の方からかわいらしいメッセージを頂いたりします。僕自身、おばあちゃん子だったので、すごくうれしい気持ちでいっぱいです。まず絵文字がかわいらしい。ほほえましい気持ちになります。全国のおじいちゃんおばあちゃんを喜ばせたいと思います」
撮影中にサッカーワールドカップ(W杯)北中米大会が開催されていた時期もあった。
「撮影前に日本とスウェーデン戦があり、みんな画面にくぎ付けでした。もちろん撮影はしっかりやりましたが、みんな心の奥では見たいと思いながら撮影していたと思います(笑)。そのくらい“朝ドラ”の現場もサッカーに夢中でした。日本代表として世界と戦っている皆さんを見ていると、全国放送の“朝ドラ”に出演する身としては背中を押される気持ち、一緒に戦っているような気持ちで撮影していました」
最後に注目ポイントを紹介してくれた。
「世にも珍しいほど真っ直ぐな人なので、時代とか文化など、すべてを除いても美しい人だと思いました。僕は当時と今の尊敬という言葉の概念が変わってきていると思っていて、敬うことは今の人はできていると思ますが、尊ぶことは意外にできていないのかもしれないと自分を振り返っても感じます。小川は尊ぶことができる人だと思うので、尊ぶことの尊さが伝わればと思います」
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