【ONE】復活の野杁正明「一人で泣いていた」 “引退”覚悟した2年前…明かした心境「めちゃくちゃ怖かった」
メインイベントのフェザー級・キックボクシングトーナメント1回戦では、元K-1王者の野杁正明(33=team VASILEUS)がリウ・メンヤン(23=中国)に1R・2分59秒でKO勝ち。試合後の会見では「正直めちゃくちゃ怖かった」と率直な心境を明かした。

リウ・メンヤンにリベンジ勝利「僕が日本人の代表としてやり返したい」
「ONE SAMURAI 2」(8月8日・東京・EBARA WAVE アリーナおおた)メインイベント、ONE SAMURAIフェザー級・キックボクシングトーナメント1回戦
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メインイベントのフェザー級・キックボクシングトーナメント1回戦では、元K-1王者の野杁正明(33=team VASILEUS)がリウ・メンヤン(23=中国)に1R・2分59秒でKO勝ち。試合後の会見では「正直めちゃくちゃ怖かった」と率直な心境を明かした。
33歳の復活劇にアリーナが湧いていた。今大会から始まったフェザー級・キックボクシングトーナメント。直前で都木航佑、海人の日本人2選手が敗戦し、1回戦から日本勢が全滅しかねない重苦しい雰囲気を、メインイベントで全て吹き飛ばした。
1R序盤から圧倒した。カーフキックで足元から崩していくと、1R終盤では距離を詰めてくる相手に対し、左右のフックを連打。最後は左がメンヤンの顔面にクリーンヒットし、マットに崩れ落ちていった。
野杁は「どの技でも倒せる準備はしつつ、リターンの左フックはずっと練習していた。武尊くん、セコンドの声で『1ラウンドは必ずポイント取って終わろう』という声が聞こえてきて、相手が右のロングフックを打ってきた時に『このタイミングで左フック返せるな』と思って出したら倒せた感じですね。練習してきた成果が自然と出た」と勝因を明かした。
メンヤンはかつて、2024年12月のONEデビュー2戦目で敗戦した因縁の相手。当時を振り返り「前回負けた時、本当引退しようと思った。一番やり返したかった選手にこういった大きな舞台で最高な形で終わることができて、そこが一番嬉しいです」とほほえんだ。
トーナメントに向けてフィジカル強化にもはげんだ。「正直泣いて…泣くぐらい本当にきつくて。まだできるのに動けないという自分の不甲斐なさと悔しさで一人で泣いていた」と地獄の日々を過ごしていたと語ったが、習得した力強いパンチが成果となってあらわれた。

これで日本勢唯一のトーナメント生き残りとなり、優勝の夢は野杁に託された。「海人君に勝ってほしかったですし、リベンジしたかった。海人選手を倒したシアサラニ選手と戦いたい気持ちは強くなりました。強い選手なのは間違いないので、僕が日本人の代表としてやり返したいなと思います」と力強く表現した。
昨年11月のフェザー級王座統一戦では現王者・スーパーボン(タイ)に敗れ号泣。この日も「負けてたらまた2連敗。めちゃくちゃ怖かった」と、正直に試合前の感情を吐露した。プレッシャーに打ち勝って再起を遂げた男が、真夏の東京からリベンジロードの第一歩を踏み出した。
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