ダイアモンド☆ユカイ、現在は“パパ”イメージ定着 デビュー当時と変化「道を歩いていると避けられるような」

ロックシンガーで俳優のダイアモンド☆ユカイが20日、都内で行われた映画『残響のメロディ 魂の放浪者ニコ、最後の旅路』(公開中、スザンナ・ニッキャレッリ監督)上映後トークイベントに登壇。作品の魅力や、主人公・ニコの生き方について語った。

イベントに登壇したダイアモンド☆ユカイ【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登壇したダイアモンド☆ユカイ【写真:ENCOUNT編集部】

映画『残響のメロディ 魂の放浪者ニコ、最後の旅路』トークイベント

 ロックシンガーで俳優のダイアモンド☆ユカイが20日、都内で行われた映画『残響のメロディ 魂の放浪者ニコ、最後の旅路』(公開中、スザンナ・ニッキャレッリ監督)上映後トークイベントに登壇。作品の魅力や、主人公・ニコの生き方について語った。

 本作は、アメリカのロックバンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの歌姫として知られ、ポップアートの旗手アンディ・ウォーホルのミューズとしても活躍したドイツ出身のアーティスト、ニコの晩年に焦点を当てた音楽伝記ドラマ。1988年に49歳で亡くなる直前の約2年間を描く。

 ニコは1960年代にモデルや女優として活動した後、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドに参加。神秘的な存在感と独特の歌声で世界的な注目を集め、その後はソロアーティストとして独自の音楽活動を続けた。

 上映後に行われたトークイベントでは、ロックシンガーとして長年活動を続けるユカイが登壇。「ロック好きな人は一度は興味を持つよね。正直、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドは『チェルシー・ガール』しか聴いていなかったし、ニコ自体にも興味はあったけどね」と率直な思いを明かした。

 また、ニコのソロ作品については「素晴らしいね」と絶賛。「ドイツ系の美意識というか、マレーネ・ディートリヒみたいな流れも感じるし、最近だとPJハーヴェイにも強い影響を感じる。突き抜けたアーティストだよね」と語った。

 さらに、「『チェルシー・ガール』以降の音楽も聴いたけど、一貫して徹底している。その美学がいいよね。今聴いても全然新鮮な感じで聴けました」と再評価が進む理由を分析した。

 一方で、当時のニコはシーンの中で十分に理解されていなかったとの見方も示す。「パフォーマーとして、ポップのところまで突き抜けていなかったのかもしれない。でも、ジム・モリソンやアンディ・ウォーホルのような時代を象徴する人物たちと関わっていた。そういう60年代から続くカルチャーの流れの中にいた人なんだよね」と振り返った。

 また、自身が活躍した1980年代を回顧。「デビューした子って最初はひよこみたいなもの。まだ羽根も生えていないからバカにされたりもする。でも成長すると、すごいアーティストになったりする。それと一緒で、ニコの本当の姿がこの映画にあると思いますよ」と語った。

 続けて、自身のデビュー当時についても「道を歩いていると避けて通られるようなイメージ」と告白。「イメージというものがあるんだよね。でも最近は逆で、パパみたいなイメージになった。バラエティーに出たことで広がった部分もあるけど、イメージだけで見られると『違うな』と思うこともある」と持論を展開していた。

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