町中華のロケで大失態「ラーメンがすすれない」 オーディションはチャーハンで突破 大抜てき谷口彩菜の素顔
大抜てきの初ロケから、店主や番組スタッフを絶句させた。BS-TBSの看板番組『町中華で飲ろうぜ』(月曜午後10時)に4月からレギュラーメンバーに加わった、俳優・タレントの谷口彩菜が話題を呼んでいる。締めのラーメンを頼んだのに、“麺がすすれない”。新加入で仰天デビューを飾ったのだ。瓶ビールをぐいぐいあおり、ちょっぴり天然キャラの個性を発揮すると、早くも番組ファンの心をわしづかみ。実は芸能界入りから鳴かず飛ばずの時期を過ごした苦労人、“2度目の上京秘話”があるそうで……。輝きを放つ27歳の素顔に迫った。

『町中華で飲ろうぜ』谷口彩菜 俳優としても頭角
大抜てきの初ロケから、店主や番組スタッフを絶句させた。BS-TBSの看板番組『町中華で飲ろうぜ』(月曜午後10時)に4月からレギュラーメンバーに加わった、俳優・タレントの谷口彩菜が話題を呼んでいる。締めのラーメンを頼んだのに、“麺がすすれない”。新加入で仰天デビューを飾ったのだ。瓶ビールをぐいぐいあおり、ちょっぴり天然キャラの個性を発揮すると、早くも番組ファンの心をわしづかみ。実は芸能界入りから鳴かず飛ばずの時期を過ごした苦労人、“2度目の上京秘話”があるそうで……。輝きを放つ27歳の素顔に迫った。(取材・文=吉原知也)
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全国のお店をぶらりと訪ねて、飲んで食べながら町中華の魅力を紹介する同番組。自身初のテレビのレギュラー番組となり、「めっちゃ緊張しました。真っすぐではなく、斜めに座っちゃって……」。初めてのロケはガチガチだった。
“町中華三期生”として初登場となった4月の放送回。町中華ののれんをくぐるのも、ほとんど初めてだ。最初にオーダーしたのは、番組では「大人の義務教育」と呼ばれているビール大瓶。中華おこげも、紹興酒も初めて。最後に、お店自慢の「うま辛野菜めん」を頼んだ。
そこで“事件”が。おいしそうな音を立ててすすると思いきや、麺をれんげに乗せてゆっくりと口に運ぶ。店のおかみさんは「えっ」と絶句。スタッフから思わず「オーディションだったら落ちてるよ」という声が飛んだ。人生で麺をすすった経験がないというのだ。すすって食べてみたが、“はむはむ”とぎこちなく食べる始末。番組デビューから「次の放送ですすれなかったら、四期生募集」という“番組卒業”の危機に追い込まれた。
「ちょっとお見苦しかったですが、すするという食べ方が当たり前ということを知らなかったんです(笑)。スタッフの方から、『オーディションでラーメンを頼んでいたら落ちていた』と言われて驚きました。オーディションではチャーハンを頼みました。本当に気分で。あの時に『ラーメンが食べたい』と思っていたら、今ここにいないと思っています」。選考の場で、奇跡が起きていた。
2回目のロケまで約1か月の期間があった。そこで猛特訓を開始。朝は袋麺をゆでるところから始め、夜はラーメン店へ通った。「その1か月はほとんど自炊してないです(笑)。すする食べ方を練習しました!」。
気合で挑んだ2回目のロケ。締めは王道のラーメンだ。オンエアでも注目が集まった。「卒業しませんから!」と、少し慣れないながらも、ずるずると麺をすする。“合格”だった。

「今のままじゃダメだから、明日上京する」
実は初回の放送後、バッシングを覚悟していたという。「SNSでマイナスな反応が来ると思っていたのですが、応援してくださる方がたくさんいらっしゃって。『成長を見届けたい』という温かいコメントもいただきました。安心すると同時に、番組が多くの視聴者の皆さんに愛されているんだなということも実感しました」。
京都府出身。苦節の芸能人生を歩んできた。小学生の頃からファッション雑誌が大好きで、高校1年の時に、イチゴのPR大使に選ばれ、芸能界入り。18歳で高校を卒業すると同時に上京した。
しかし、現実は甘くなかった。オーディションの機会すらなかなか巡って来ず、一人暮らしの生活費にも苦慮した。夢破れた。22歳の時に、故郷へと帰った。
京都の実家に戻り、アルバイト生活を送る中で、SNSには同世代の芸能人の顔が映るようになった。「一緒に頑張ってきた人たちが活躍している姿を見て、やっぱり悔しかった。自分もそういう場に立ちたかったのに、なれない自分がいて。もどかしくて……」。
ある晩、お酒を飲んでいる時に決意を固めた。「今のままじゃダメだから、明日上京する」。親に宣言し、翌日、あてもないままキャリーケース一つで、深夜バスに乗り込み、再び東京へ向かった。帰郷からまだ1年もたっていなかった。
2度目の上京は、住む場所も何も決めていなかった。「カプセルホテルに泊まったり、友人宅を転々としたりしました。長期間泊めてくれる女友達にお世話になりました」。

「いつか視聴者の皆さんと一緒に乾杯したい」
そこから現在の事務所の目に留まり、地道な努力を重ねてキャリアアップ。恋愛リアリティーショーに出演し注目を集めると、近年は「ごっこ倶楽部」が手がける縦型ショートドラマや、YouTubeドラマシリーズ『東京彼女』などで次々と主演に抜てき。俳優として頭角を現してきた。役者として支持を広げる中で、今度は『町中華で飲ろうぜ』のレギュラーという、新たなステージをつかみ取った。
番組では、メニュー表で広東麺を見つけると、「ひろひがしめんってなんですか? 読めない、読めない、待って。やばい」と天然ぶりを発揮。油淋鶏(ユーリンチー)を「ネギが沈没型」と表現することも。独創的なキャラをどんどん醸し出している。
「『面白くしようとしない』。これは毎回ロケで心がけています。今日は絶対面白いことを言わなきゃいけないと思ったら、空回りしちゃうので。ありのままでいられるように、常に新鮮な気持ちと初心を忘れずに頑張りたいと思います」
番組放送中にSNSを見ている中で、お酒を飲みながらリアルタイムで感想を書き込むファンが多くいることに気付いた。番組と視聴者の距離感をもっと縮めたい――。その思いを形にしたのが、自ら発案したキャッチフレーズ「まちちゅう・かんぱい!」だ。
「突然ひらめいちゃって、ロケ中に急に言い始めたので、スタッフさんはざわざわしていたと思います(笑)。視聴者の皆さんと一緒に乾杯したいので、これからこのフレーズを広めていければ」。それに、いつかイベントなどリアルの場で乾杯する日を、本気で夢見ている。「この番組を見てくださっている皆さんと、『まちちゅう・かんぱい』で、一緒に乾杯できる日が来たらうれしいです」と笑顔。「ありのままの自分で、楽しく」をモットーに、番組をもっともっと盛り上げていくつもりだ。
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