ヤーレンズ、『M-1』ラストイヤーは「優勝できると思う」 準優勝後も出場し続ける理由とは
お笑いコンビ・ヤーレンズ(楢原真樹、出井隼之介)が、8月4日より東京を皮切りに全6か所を巡る単独ライブツアー「10ナンバーズ・からっと」を開催する。『M-1グランプリ2023』での準優勝を境に、テレビやラジオなどメディア露出が相次いでいる2人。この機に2回目の単独ライブへの思い、コンビの歴史、出場ラストイヤーとなる『M-1グランプリ2026』での目標をENCOUNTに語った。

8.4から2回目単独ライブツアー
お笑いコンビ・ヤーレンズ(楢原真樹、出井隼之介)が、8月4日より東京を皮切りに全6か所を巡る単独ライブツアー「10ナンバーズ・からっと」を開催する。『M-1グランプリ2023』での準優勝を境に、テレビやラジオなどメディア露出が相次いでいる2人。この機に2回目の単独ライブへの思い、コンビの歴史、出場ラストイヤーとなる『M-1グランプリ2026』での目標をENCOUNTに語った。(取材・文=水谷賀奈子)
ポルシェ、カマロ、ゲレンデ…人気女優の人生に寄り添った愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)
――8月から単独ライブが始まりますが、今の心境はいかがですか。
楢原「まだ6月なのでちょっと先ですね。のんびりしています」
出井「油断してるじゃないですか。ダメです、もうすぐ来ますよ」
――準備の進ちょく状況をパーセンテージで言うと、どれくらいになりますか。
楢原「2%ですね。我々は、突貫工事が得意ですので。最後にグッと」
出井「いや、良くないよ(笑)」
――単独ライブはおふたりのファンが集まる場ですが、緊張はしますか。
出井「しないことはないですけど、アウェーということにはならないので、楽しみのほうが大きいです。見ず知らずの企業のイベントにお呼ばれした時の方が緊張します(笑)」
楢原「見ず知らずの企業のイベントは、ウケないことが前提なので逆に緊張しないです」
――なるほど、そういった違いがあるんですね。
出井「確かに単独ライブはウケなきゃいけないもんね」
――おふたりから見て、ヤーレンズのファンの皆さんはどんなイメージですか。
出井「我々のファンは、誇り高いファンが多いですね。それはもう自信があります。年齢層は幅広く、ご夫婦とかご家族とか、お一人の方もさまざまで、我々に『こういうことはしないでくれ』と日々“訓練”されているので目が違います(笑)」
楢原「嫌な人は離れていっちゃいますよね。でもまぁ、それでいいんです。別に万人にウケなくても仕方ないと思ってますし。まぁもちろんウケたいですけどね(笑)」
出井「これからの時代は“推され方”も大事になってきますからね」
――その誇り高きファンの皆さまと、ヤーレンズをまだ知らない方のために、コンビの歩みを聞かせてください。おふたりは、2011年の大阪吉本時代にコンビを結成し、13年には大阪吉本を辞めて上京しています。その理由とは。
出井「我々がとがって斜に構えていたということもあって、大阪にはあまりいい思い出がなかったんです。自分たちの意思で動くことが寛容ではない空気もあって、未練なくスパッとやめました」
楢原「すぐに決まったよね」
――上京した後に、ケイダッシュステージへの所属を決めた理由を教えてください。
楢原「ヘッドハンティングですね」
出井「されていないです(笑)。一番の理由は、(ケイダッシュに)トム・ブラウンがいたからですね。大阪の賞レースで、すっげ~面白くてすんごいすべっていて、ホームページを見たら2人の名前があったので、決めました」
――その当時の選択は正解でしたか。
楢原「まだ答えを探している途中です。答えなんか出ないです」
出井「え、絶対正解でしょ。絶対タイミング良かったし、東京来てよかった」
楢原「世の中に絶対なんて絶対ない!」
出井「いや、間違いなく言えるよ! 当時も今も、大阪吉本に残っていたらどうなっていたかが想像つきませんでした。東京に出てきて、周りに恵まれたと実感しているので、“絶対に”出てきてよかったです」
――これまでを振り返って、一人の芸人、コンビとして「追い風に変わった」と実感した瞬間はありましたか。
出井「風が変わったというか、一瞬だけ吹いたことはありました。2016年くらいに、こつこつ出続けたライブで人気が出てきて、深夜番組もちょこちょこ出してもらえた時ですね」
楢原「僕としては、まだ吹いていないです。『いつ吹くのかな』という感じ。2016年も、ゴールデンの番組にたくさん出られていたら風が吹いたと思えたのかもしれないけど、呼ばれていたのが深夜番組だったので」
出井「確かにその年にM-1の決勝に出ていたら『風が変わった』と実感できたかもしれないです。その時は、すぐに風は止みましたからね」
――では「芸人をやめたい」と思ったことは、ありましたか。
出井「しょっちゅうでしたね。2021年とかもきつかったな~」
楢原「うん、明確に21年です。一緒にライブをやっていたメンバーが、みんな『M-1』にいったんですよ。錦鯉とかモグライダーとかランジャタイとか」
出井「真空ジェシカとかも、同世代みんながいったよね」
楢原「そう。だから、それに乗り遅れて『もう辞めよう』と思いましたね」
――なぜ、辞めずに今まで続いているのでしょうか。
出井「それはもう、周りの支えです。周りが『次はヤーレンズだから』と言って、辞めさせてくれませんでした。モグライダーやランジャタイ、トム・ブラウンが一緒にライブやってくれたり、錦鯉さんの推薦でテレビに出させてもらったり。後輩たちもライブに呼んでくれて、事務所の垣根を越えて声をかけてくれたので『ここで辞めるわけにはいかない』と思いましたね」
楢原「だから、『風が吹いた』タイミングはそこかも。みんなが呼び込んでくれた」
出井「こういう支えやつながりがあったので『東京に来てよかった』と思えています」

『M-1』決勝に3回連続出場
――2023年から3年連続で決勝に出場していた『M-1グランプリ』も、(結成15年以内の)規定で今年がラストイヤーです。目標を教えてください。
楢原「おっ! あなたが日頃言っているやつを言ってやりなさい!」
出井「優勝したいですね。今年が最後なので。応援してくれている方も我々も、悔いない形でできれば優勝できると思っています」
楢原「私は、とりあえず決勝に行きたいですね。『M-1』に参加したい。ラストイヤーなのでテレビに出たいです」
――優勝するまで出場を辞められないという『M-1』の“呪い”。そこから放たれる楽しみもあるのでしょうか。
出井「決勝に3回出られているので、そこまでの“呪い”ではないんですけど、解ける喜びもあるとは思います。寂しさの方が強いですね。でも、来年以降の漫才はネタを削らなくてよくなるので、それが楽しみです」
楢原「これまで、『M-1』がない年間スケジュールを経験したこともないしね」
――3回決勝に進出して、『M-1』との向き合い方に変化はありましたか。
楢原「気持ちですね。『出なきゃ』だったのが、『出たい』に変わりました。至上命題だったものが純粋に欲に変わったので気はかなり楽ですね。だから、昔より楽しみながら頑張れています」
出井「『出なきゃ』と思っている時は、完全に自分たちの生活のためだったんです。それが『出たい』となると、自分たちの欲でもあり、応援してくれている人たちのためにもなるんですよね」
――『出なきゃ』が『出たい』に変わったタイミングはいつなのでしょうか。
出井「去年かな。24年は『出なきゃ、優勝しなきゃ』でしたね。でも、25年に全国を回ってファンの人たちに会ったことも大きかったかもしれません。『この人たちのためにも出たい』と思いました」
――そうだったんですね。最後に、単独ライブを楽しみにしているファンの方々へメッセージをお願いします。
出井「皆さんのおかげでできている単独ライブです。気負わずにぜひ、楽しんでいただければと思います!」
楢原「マナーを守ってね。誇り高く楽しんでください」
出井「そんなメッセージある?(笑)」
楢原「守ったほうが楽しいから、絶対に!」
□ヤーレンズ 楢原真樹(ならはら・まさき)は1986年11月17日、大阪府生まれ。出井隼之介(でい・じゅんのすけ)は87年3月2日、神奈川県生まれ。2011年にコンビを結成。楢原がボケ・ネタ作り担当、出井がツッコミ担当。13年に吉本興業を退所し、ケイダッシュステージに移籍。23年に初めて『M-1グランプリ』決勝に進出し準優勝。以降3年連続で結晶に進出し、今年がラストイヤーとなる。
<ヤーレンズ単独ライブツアー「10ナンバーズ・からっと」日程>
8月4、5日 東京・なかのZERO 大ホール
8月23日 福岡国際会議場 メインホール
9月5日 新潟テルサ 多目的ホール
9月23日 北海道・北ガス文化ホール 大ホール
10月17日 宮城・多賀城市文化センター 大ホール
10月24日 大阪・池田市民文化会館 アゼリアホール
ポルシェ、カマロ、ゲレンデ…人気女優の人生に寄り添った愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)
〈ライブ告知情報〉
【販売中のチケット】
北海道公演
会場:北ガス文化ホール 大ホール
日程:年9月23日(水・祝)
2部:開場午後4時/開演午後5時
前売り:4500円 当日5000円
チケットページ
https://tixplus.jp/feature/yarlens/tour2026/
【ヤーレンズ単独ライブ2026「10ナンバーズ・からっと」】グッズ販売情報
事前予約受付開始、各会場でも販売予定。
販売スケジュール
■受付開始:6月1日(月)午前10時から
■受付終了:6月22日(月)午後11時59分まで
■お渡し日:7月21日(火)から順次お届け
詳しくは販売ページでHMV&BOOKS online ⇒https://www.hmv.co.jp/
あなたの“気になる”を教えてください