日本から消えたコンビニをマカオで発見 店内の半分が日本製品…驚きの“隠しタバコ”事情に気になる物価も調査

かつて日本でも全国展開されていたコンビニエンスストア「サークルK」。1980年に国内1号店が出店されたが、2018年11月に最後の店舗が営業を終了し、日本から姿を消した。しかし一方で、世界有数のエンターテインメント都市・マカオでは今も確かな存在感を放っている。実際に店内をのぞいてみると、そこには意外な光景が広がっていた。

サークルKがマカオで存在感【写真:ENCOUNT編集部】
サークルKがマカオで存在感【写真:ENCOUNT編集部】

付近の小規模な小売店は閑散

 かつて日本でも全国展開されていたコンビニエンスストア「サークルK」。1980年に国内1号店が出店されたが、2018年11月に最後の店舗が営業を終了し、日本から姿を消した。しかし一方で、世界有数のエンターテインメント都市・マカオでは今も確かな存在感を放っている。実際に店内をのぞいてみると、そこには意外な光景が広がっていた。(文=島田将斗)

 訪れたのは、アジア最大級の巨大統合型リゾート「ギャラクシー・マカオ」近くにある「サークルK」。昼時が過ぎた平日にもかかわらず、観光客やネームプレートをぶら下げた会社員などがひっきりなしに来店していた。付近の小規模な小売店が閑散としているのとは対照的に、店内は活気に満ちており、2人の店員が手際よく客をさばいていた。

 驚くべきは店内の陳列だ。なんと、日本の商品が全体の約半分を占めていたのである。レジ前にはUHA味覚糖のグミ「コロロ」や森永製菓の「ハイチュウ」がずらり。湖池屋のポテトチップス「カラムーチョ」もレジ近くの目立つ位置に置かれていた。

 菓子以外でも日本製品が存在感を見せている。日用品コーナーには、日本の有名ブランドであるマンダム「ギャツビー」の制汗スプレーやボディーペーパー、ライオンの口臭ケアブランド「NONIO」のマウスウォッシュなどが並んでいた。

 気になる価格だが、「カラムーチョ」が約220円、10枚入りの「ギャツビー」ボディーペーパーが約360円と、日本とさほど変わらない価格設定だった。店員に日本製品は人気かどうか聞くと「そうですね、目のとまるところに置かれているので、よく売れます」と答えた。

 一方で、日本と明らかに違ったのがタバコ事情だ。「ギャラクシー・マカオ」付近の歩道や店前など、街の至る所にはゴミ箱と一体化した灰皿が置かれている。しかし、日本のコンビニならレジ後ろにズラリと陳列されているはずのタバコが、マカオの「サークルK」店内には全く見当たらないのだ。

 その理由は、2018年に施行された現地の改正新禁煙法にある。購入自体は可能だが、販売店での公開陳列が法律で禁止されているのだ。実際にタバコの場所を店員に尋ねてみると、銘柄一覧が書かれたメニュー表を見せられた。注文すると、店員がレジ後ろのシャッターを開け、隠された棚から約1200円のキャメルを出してくれた。

 日本から姿を消した「サークルK」。遠く離れたマカオの地では、日本の商品とともに現地の人々に愛されている。金色の豪華絢爛な建物とカジノのヒリつきに疲れた日本人はふらっと現地の「サークルK」を訪れてみると、なじみのある風景に出会えるかもしれない。

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