郷ひろみ、亡き母に感謝「家の中にチリ一つなかった」 厳しくもチャーミングだった92年の生涯
歌手の郷ひろみが23日、埼玉・越谷市のサンシティホール大ホールで「Hiromi Go Concert Tour 2026~ALL MY LOVE~」をスタートした。約2時間で8月発売予定の最新シングル『I’m Neo G』を含む21曲を披露。開演前の囲み取材では、今年1月12日に亡くなった母・原武輝代さん(享年92)に初めて言及。「ファンあっての郷ひろみ」と言われてきたことなどを明かした。

胸に残り続ける金言「あなたの存在は」
歌手の郷ひろみが23日、埼玉・越谷市のサンシティホール大ホールで「Hiromi Go Concert Tour 2026~ALL MY LOVE~」をスタートした。約2時間で8月発売予定の最新シングル『I’m Neo G』を含む21曲を披露。開演前の囲み取材では、今年1月12日に亡くなった母・原武輝代さん(享年92)に初めて言及。「ファンあっての郷ひろみ」と言われてきたことなどを明かした。(取材・文=柳田通斉)
華やかなスポットライトを浴び続けるスターの根底には、最愛の母からの「金言」が刻み込まれていた。全国ツアーの初日公演を前に囲み取材に応じた郷が、亡き母への思い、母子の温かい絆を感じさせるエピソードを明かした。
「常々母親が言ってたことは、『とにかく、あんたの存在はファンの人がいなければ(成り立たない)』ということだったんですよね。それはずっと僕の中でも心に残って、郷ひろみでいる限りは、その気持ちを持ち続けたいですよね」
どんな母親だったのかと問われると、「きちんとした人でした」と表現した。
「極端なこと言うと、家の中にチリ一つなかったですからね」
郷がスターになっても怒ることもあった。だからこそ、郷は母亡き後は「これをしたら怒られるし、しなかったら怒られる」を頭に入れて行動していることを明かした。その上で言った。
「僕のことをほめることもあったんですよ。ほめるんですけども、『あんたを産んだのは私だから』って。必ずここに行くんです(笑)」
そんなチャーミングな母だからこそ、郷にも「言えない秘密」があった。昨年12月29日、『NHK紅白歌合戦』からの勇退を発表したが、輝代さんには一切相談していなかったという。その理由はこうだった。
「すぐ言っちゃうんで(笑)。タクシー運転手の方とかにも言っちゃいますよ。『実は、ひろみの母親なんですけど?』って(笑)」
年が明け、新年のあいさつに訪れた郷に対し、母は多くを語らなかったという。
「本当にとにかく『あ~、良かったね』としか言わなかったですよね。『良かったね』ってことは、僕の意見を尊重してくれたんだなっていう風に受け取りました」
自身は60代を「黄金」、現在の70代に向けての時期を「プラチナ」と表現している。
「母親から言葉に出して教わったこと、言葉に出さずとも教えてくれたこと、これはずっと守っていきたいです」
その中でも、「ファンがあってこそ」は郷自身も大事している思い。だからこそ、午後8時までに食事を終え、深夜0時までに就寝する。飲酒は一切せず、週3日のトレーニングも継続している。それは、自分自身のため、ファンのため、郷のステージをファンと同じ席で見ることが大好きだった母のためのこと。そんな郷は、今後も母を思いながら「唯一無二」であり続ける。
あなたの“気になる”を教えてください