日向坂46・正源司陽子のオーディション秘話 従姉妹の乃木坂46・五百城茉央への思い「突き動かしてくれた」

アイドルグループ・日向坂46の四期生・正源司陽子は、今月20日リリースの17枚目シングル『Kind of love』でフロントメンバーを務めている。同期で藤嶌果歩が務めるセンターの脇を固める立場だ。デビュー時から“主人公オーラ”で輝き続ける19歳。ENCOUNTは正源司に、アイドルを目指すきっかけになった出来事、五期生の「先輩」になってできた新たな夢などを聞いた。

インタビューに応じた日向坂46の正源司陽子【写真:舛元清香】
インタビューに応じた日向坂46の正源司陽子【写真:舛元清香】

17枚目シングル『Kind of love』でフロント

 アイドルグループ・日向坂46の四期生・正源司陽子は、今月20日リリースの17枚目シングル『Kind of love』でフロントメンバーを務めている。同期で藤嶌果歩が務めるセンターの脇を固める立場だ。デビュー時から“主人公オーラ”で輝き続ける19歳。ENCOUNTは正源司に、アイドルを目指すきっかけになった出来事、五期生の「先輩」になってできた新たな夢などを聞いた。(取材・文=イシイヒデキ)

 正源司は『NHK紅白歌合戦』で見た坂道グループのパフォーマンスに魅了され、15歳の時に「日向坂46 新メンバーオーディション」に参加。応募数5万1038通、約4253倍の狭き門をくぐり抜け、グループに加入した。

 小学生、中学生の時は、漠然と音楽業界、芸能界の仕事に憧れていたというが、「両親が安定した職業に就いてほしいという考えを持っていたので、『アイドルの世界に憧れている』『坂道グループが好き』という思いは心の中にしまい込んでいました」と振り返った。

 そんな正源司の背中を押したのは、アイドルとして輝くいとこの存在だった。

「将来のことに悩んで、成績も下がってしまい、部活動でも上手くいかないことがあり、落ち込む日々が続いてしまいました。苦しいと思っていた時に、いとこの五百城茉央から乃木坂46さんに(5期生で)加入したという連絡が届いたんです。五百城は幼少期から一緒に育ってきた『ほぼお姉ちゃん』のような近い存在です。そんな身近な人が憧れていた世界に飛び込んだということに衝撃を受けました。心の中に抑えていた野望に近い気持ちが弾けて、両親に『アイドルになりたい』と伝えることができました」

 憧れていた坂道グループへのオーディションに参加することには、葛藤もあったという。だが、ここでも五百城が「救い」になっていた。

「夢見ていた世界が目の前に来たというのが私の中で心を突き動かしてくれて、いてもたってもいられずにオーディションを受けました。この時も五百城の行動は私を救ってくれました。加入後も15歳で東京に1人で出てきて、右も左もわからない状態だったのですが、そばに五百城がいてくれたことは本当に大きな支えでした」

 現在も日々、五百城の活躍に刺激を受けている。そのことをうれしそうに明かした。

「お互いの活動について連絡を取り合っていて、その報告をいつも楽しみにしています。五百城のドラマが決まった時も『おめでとう』と連絡をしましたし、私のラジオが決まった時も喜んでくれて、とても程よい距離感だと思っています。同じような悩みを共有することもできる心強い存在です」

「五期生と一緒に東京ドームへ」。先輩の自覚が芽生えてきた日向坂46正源司陽子【写真:舛元清香】
「五期生と一緒に東京ドームへ」。先輩の自覚が芽生えてきた日向坂46正源司陽子【写真:舛元清香】

忘れられない東京ドームの景色

 昨年、日向坂46には五期生が加入。新体制で活動した1年で、正源司に先輩としての自覚が芽生えた。

「私は今まで子どものように、グループの中で自由奔放に楽しく過ごさせてもらっていたので『環境に甘えていたのだ』と痛感しました。なので、『後輩には下手なところは見せられないぞ!』と自分を戒めて、後輩に憧れてもらえるような存在になりたいと思っています。ただ、前向きな気持ちになれた先輩からの言葉や教えていただいたことを後輩のみんなに伝えていきたいです」

 後輩ができたことで、もう1度、たどり着きたい舞台がある。東京ドームだ。

「五期生のみんなも連れて、一緒に東京ドームのステージに立ちたいです。日向坂46が最初に目指した場所でもありますし、私自身もあの景色が忘れられません。後輩のみんなも『東京ドームに行きたい』と言っているので、みんなであの感動を味わいたいです」

 個人活動では、4月からニッポン放送『オールナイトニッポンX』のパーソナリティーを担当。卒業生の松田好花が務めていた枠を引き継いだ。今後チャレンジしたいことを聞くと、「表現することが好きなので、お芝居をしたいです。恥ずかしい話になってしまうのですが」と照れ笑いを浮かべ、「家の中でドラマのせりふを字幕に出して、音を消して自分で言ってみたりしていて、日々お芝居の世界に触れたくて仕方ないです」と告白した。

 2024年に四期生全員で挑んだ青春群像劇『ゼンブ・オブ・トーキョー』では、映画初主演を務めている。だからこそ、「いろんな方の人生を知って演技をしたいです」と言い、「ドラマや映画だけではなく、例えばミュージックビデオで曲の世界観に入り込むことも大好きなので、MVでのお芝居にも挑戦したいです」と目を輝かせた。覚悟を決めて飛び込んだこの世界。日向坂46メンバーとして、個として、その可能性を広げる決意だ。

□正源司陽子(しょうげんじ・ようこ)2007年2月14日、兵庫県生まれ。22年9月に実施された「日向坂46 新メンバーオーディション」に合格し、グループに加入。24年5月にリリースされた11枚目シングル『君はハニーデュー』で初めて表題曲のセンターを担当した。4月からニッポン放送『日向坂46正源司陽子のオールナイトニッポンX』のパーソナリティーを務めている。158.4センチ。血液型B。

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