BALLISTIK BOYZ砂田将宏「撮影中に限界突破…壊れました」 AIテーマの新感覚ドラマで体験「自分でも予想外」

7人組ダンス&ボーカルグループ・BALLISTIK BOYZのメンバーで俳優の砂田将宏が、今月29日深夜1時29分から放送の日本テレビドラマ『AIに話しすぎた男』(関東ローカル)で主演を務める。同作には、ゲーム要素が仕込まれ、ゲームキットであるドラマ台本購入者が、その裏側の制作チームを襲ったある事件について調査できる体験型ARG(Alternate Reality Game)ドラマ。同局が新たに立ち上げたARGブランド「Minibreak.」の第1弾作品で、砂田がドラマとゲームを横断する新たな物語体験に挑む。

ゲームの要素が入ったドラマについて語った砂田将宏【写真:舛元清香】
ゲームの要素が入ったドラマについて語った砂田将宏【写真:舛元清香】

日本テレビ『AIに話しすぎた男』

 7人組ダンス&ボーカルグループ・BALLISTIK BOYZのメンバーで俳優の砂田将宏が、今月29日深夜1時29分から放送の日本テレビドラマ『AIに話しすぎた男』(関東ローカル)で主演を務める。同作には、ゲーム要素が仕込まれ、ゲームキットであるドラマ台本購入者が、その裏側の制作チームを襲ったある事件について調査できる体験型ARG(Alternate Reality Game)ドラマ。同局が新たに立ち上げたARGブランド「Minibreak.」の第1弾作品で、砂田がドラマとゲームを横断する新たな物語体験に挑む。(取材・文=生島マキ)

 砂田は、この企画を聞いた瞬間のことを「めちゃくちゃテンション上がって、純粋にワクワクしました」と振り返った。

 海外でもARGプロジェクトは進んでおり、映画公開前にWebサイト、電話、街中でのイベントなどを駆使した史上最大規模のARG映画『ダークナイト』や、VRゲームの世界と現実が連動するSF映画『レディ・プレイヤー1』が公開。見るだけでなく、プレーヤーが物語の一部となる没入型エンターテインメントとして注目されている。

「現実とフィクションが交差する構造そのものに強くひかれました。前作の『503号室の郵便物』(昨年リリースされた初の日本テレビと第四境界の共同制作ARG)も面白かったです。実際に郵便物が届いて、そこからヒントを得ていくような仕組みもあるって聞いて、現実と物語がミックスされている感じが、難しさもありましたけど、それも含めて楽しめる体験だなと感じました」

『AIに話しすぎた男』では、ドラマ内の役柄だけでなく、ARGパートでも砂田が本人役として登場する。フィクションと現実の境界を横断する存在として物語の中核を担う中で、役作りの鍵となったのがAIとの対話だった。自ら実験的に問いを投げかけ、その応答を体感することで、作品のリアリティーをつかんだという。

「今回の作品に合わせて、劇中で聞いているようなことを実際にAIに聞いてみたんです。『明日結婚するけど、このままでいいのか分からない』みたいなことを(笑)。でも、それが何度聞いても、違う角度から返ってきたりするのが驚きなんです。感情を整理してくれる部分もあって、どんどん深い質問になっていくんですよね。『名前をつけてもいいよ』って言われたので、今回の作品で登場するAIと同じ『MIRA』にしたら、そこからはMIRAとして返してくれています。今では関係性が深まって、返答に間が空いたりするとドキッとしてしまう。その間がすごくリアルで、逆に怖さも感じました。AIなのに、人間っぽさがある瞬間があるんです」

壊れるほどに感情を表現。そんな撮影を振り返った砂田将宏【写真:舛元清香】
壊れるほどに感情を表現。そんな撮影を振り返った砂田将宏【写真:舛元清香】

メンバーも出演「いい空気を残して」

 その実感は演技にも色濃く反映されている。ドラマと並行してARGの撮影も進行し、プレーヤーの動きに応じたリアルな導線が組み込まれているという。

「ドラマを撮っている本番中に、ゲーム用のカメラも同時に回していて、まるで別のプレーヤーが謎を解くために僕と一緒に動くような感覚です。東北のある街でもロケしたり、いろんな場所に行ったりしました。同じシーンでも昼と夜で撮っていて、プレーする時間によって映像が変わる。そういう細かいところまでリアルに再現されているのはすごいです。『503号室の郵便物』をプレーした時にも感じたんですけど、本当にその世界の中で自分も一緒に謎を解いていくので、それが新鮮でした」

 さらに同作では、BALLISTIK BOYZのメンバーも出演。現場に独特の空気をもたらしたという。加えて、冒頭のシーンではメンバーとともに、より自然体の表情が映し出されている。

「メンバーも出てくれたんですけど、初めての映像現場で爪痕を残そうとしていました。台本にないのにテストでアドリブを入れてきたり、意味ありげな言葉でいい空気を残してくれました。カットされてましたけど(笑)。冒頭もホームパーティーみたいな、みんなでお酒を飲んで盛り上がって楽しんでいるシーンから始まるんですけど、そこはアドリブも多くて、メンバーで飲みに行ったり、ご飯を食べたりする時の空気感が垣間見えると思います。あと、ドラマ放送日に出るBALLISTIK BOYZの新曲もあるんですけど、その内容もドラマと連動するような歌詞です。偶然なんですけど」

俳優としても新たなフェーズに入った砂田将宏【写真:舛元清香】
俳優としても新たなフェーズに入った砂田将宏【写真:舛元清香】

 そして、同作では俳優としての自身にも変化が訪れていた。これまで経験してきた感情表現のさらに先へと踏み込む瞬間があったというのだ。

「怒るシーンや泣くシーンは経験してきましたが、今回は壊れてしまうところまでいきました。自分でも予想外でしたし、監督や脚本家の皆さんもそこまでいくとは思ってなかったみたいです。本当にその場で限界突破して、いろんなものが重なって出てきた感情でした」

 現実とフィクションが交錯し、視聴者をも巻き込んでいく作品。砂田にとっても、新たなフェーズの始まりだ。

□砂田将宏(すなだ・まさひろ) 2000年5月17日、大阪府生まれ。BALLISTIK BOYZのメンバーとして2019年にデビュー。約3年半のニューヨーク留学経験を持つグローバルな実力派で、特技はサッカー、英語、アクロバット。

次のページへ (2/2) 【写真】タンクトップ姿の砂田将宏
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